峠シリーズno,15,16 檜沢峠ー塩之沢峠
期 日 2013年5月11日
参加者 CL椛澤 他4名
コースタイム;峠口8:40−檜沢峠9:30−塩之沢峠11:20〜12:10−峠口12:50
南牧村と上野村を結ぶ檜沢峠。 檜沢の集落から、新しく出来た塩沢トンネルを通らずに旧道を行く。 途中から右に曲がって行くと、道がどんどん狭くなってゆく。 おかしいな?と思いつつもどんどん行くと一軒の家が見えたので、道を尋ねる事にした。 |
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こんにちわ(*^。^*) そこのお宅は佐藤さん宅だった。表の表札に書いてあったので分かる。 ご夫婦で仲良く炬燵に入っていて、私のお尋ねに快く応じて頂いた。 「この道は明治に開かれた道路で、峠にゆく道は昭和になって開かれた道で、ここの裏を通っている」との事だった。 成る程!道が違った訳だ。どおりで狭いと思った。 因みに、右側に見えるヤカンの乗っている四角い物は一体??? 白い煙突が付いている。 これで一回に沢山のお湯を沸かす事の出来るすぐれものらしい。 昔、てつびんが我が家にもあったが佐藤さんのお宅は手入れが良く黒光りしていた。 ここは地形図に載っている大入道の様だ。 今度ユックリ時間をとって再訪したいと思う。 |
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さて、佐藤さん宅から狭い道を登りあげると新道に合流、右の檜沢峠に向かう。 佐藤さんに教えて頂いた、杉林の中を登る、と云う言葉のとおり杉林を行く。 |
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春はお花が咲いているので、単調な杉林でも楽しい。 ツクバネウツギ |
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エイザンスミレ | |
ワチガイソウ | |
ミヤマハコベ | |
昔の道らしく石垣も少し残っていた。 | |
道はこんな感じだが、最後は道が無くなり、急斜面を登ることに。 | |
ネコノメソウ | |
ヨゴレネコノメソウ | |
ハルトラノオ | |
急斜面を登りあげると、峠道の旧道が有った。 なあんだ、峠まで道がついていたのだー。 |
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最初は此処が峠とは思わなかった。 | |
近づいて見ると、日の用心、山の神の石碑があり、念のためGPSで確認すると檜沢峠に間違いなかった。 笹藪になっていて、峠らしい、と云うか私の心の中の想いの、峠のイメージとは若干異なっていたが、特徴のある峠ではあった。 鎌倉街道の秩父道は余地峠からこの峠を通り、野栗から志賀坂峠を越えていたらしい。 |
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記念のプレートを設置。 | |
上野村側から見た峠の風景。 | |
峠の上野村側、直ぐ近くに御荷鉾スーパー林道が通っていて、その道を歩いても、今日の予定の塩之沢峠に行けるが、予定は郡界尾根を通って塩之沢峠に行く事になっているので、予定通り山に入る。 ルイヨウボタン |
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ウスバサイシン 郡界尾根は藪を心配したが、概ね刈り払われていて、アップダウンは辛いが歩き易い。 |
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稜線のすぐ下に林道は通っている。 | |
ツボスミレ | |
アカヤシオも満開 | |
アカヤシオの散った足元。 | |
ここの辺りはきれいに刈り払われていた。 | |
トウゴクミツバツツジ | |
地図上の一番下の辺りで、山にガスが架かって来た。 | |
図根点 | |
山の中に相応しくない構造物の跡にこの様な看板 塩沢無線中継所と書いてあった。 尾根は此処から左側に延びていて、うっかりするとそちらに引き込まれそうになった。 記憶ではここを右折する。 地形図を見ると、右寄りの所にも尾根が延びている。 しかし、良く見るとその尾根より更に右の小さな尾根を行かないと郡界尾根では無い。 |
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ガスで見通しの利かない尾根を慎重に進んで予定通りの尾根に立った時はホッとした。 足元にはチゴユリが咲いていた。 |
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比較的歩き易い。 | |
エンレイソウ | |
塩之沢峠手前でスーパー林道に一旦出る。 | |
スーパー林道を突っ切り尾根を少し行くと熊の罠と馬頭尊の石碑のある撓みに到着。 当初、まさかここが塩之沢峠とは思わず、先に行こうとしたが、どうも感じがおかしいので、GPSで確認すると、ここが正しく塩之沢峠であった。 |
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良く見ると稜線直下に旧道のトンネル入り口が見えた。 | |
少し上には石祠も三体。 | |
オリジナルプレートを設置。 丁度時間なのでお昼とした。 |
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峠からはスーパー林道を少し歩き、上野村側からトンネルを通って南牧村に入った。 | |
ニリンソウも沢山見られた。 | |
スーパー林道との分岐。 下仁田側にちょっと行った所がトンネル。 |
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コンロンソウ | |
オオシマザクラの真っ白い花びらがきれい。 | |
トンネル内は風が吹き抜けて寒かった。 | |
塩之沢隧道と云う名のトンネル。 | |
ラショウモンカズラ | |
マルバスミレ | |
一回りして出発地点に到着。 かろうじて雨にも降られずに帰れて良かった。 今回は南牧村側の峠歩きだったので、いつかまた上野村側を歩きたい。 |