日本中央分水嶺踏破シリーズ
 三国峠ー甲武信ヶ岳ー大弛峠

期  日 2013年6月22.23日
参加者 CL椛澤 他5名
コースタイム
    22日;三国峠5:45−悪石6:15−梓白岩7:10−十文字峠10:15−山宝山14:15−甲武信ヶ岳15:00−甲武信小屋15:25
    23日;甲武信小屋5:30−千曲分岐6:30−富士見7:30−東梓9:15−国師ヶ岳12:40−大弛峠13:50〜14:00−廻目平17:25
        廻目平〜三国峠間タクシー利用、所要時間30分、料金5900円

6月22日

高崎から順調に走って、2時間で三国峠に到着。
群馬県最南端の三国山はこの直ぐ北側にある。
群馬の県境踏破シリーズを行っている時に数回訪れたこの峠、今日は此処から南の方向に歩く。所謂、日本中央分水嶺を歩く。
梓山無線中継所から八ヶ岳の展望は素晴らしい。
危惧していたヤブも無く、悪石に到着。
群馬県と違って、この様にしっかり踏み跡も有った。
鉄製の階段あり。
遠くの方に三宝山が見えるが、甲武信ヶ岳は見えないようだ。
登山道は整備されている。
快適な稜線歩き。
珍しい花発見!
ヒメムヨウランの様だ。
咲き残っていた石楠花
次第に高度を上げて、登山道も趣の有る深山幽谷の感じになって来た。
この様な看板が沢山あった。それで納得した私だった。
と言うのは、三国山から上武国境稜線のヤブにも同じ看板が有り、意味が分からなかった。しかし、此処を繋げば立派な回廊となる訳だ。

2000mを越える十文字山山頂。
一気に下る。
十文字峠。
シャクナゲは完全に花期が終わり、一輪も咲いてはいなかった。
イチヨウランかと思うが、それにしては色白で品がある。
紫色の舌も無い。
新種かな?
肉眼では見えなかった虫が天辺に留まっているのに驚き。
稜線とは言え、アップダウンの繰り返しで体力を消耗する。
クサリ場
高度を上げるとシャクナゲのお出迎え。
ユニークな名前の岩「尻岩」
何回となくニセピークに騙されて、ようやく到着した三宝山
そして到着した甲武信ヶ岳には
アカバナヒメイワカガミが沢山咲いていた。
やっぱ、百名山でしょう。
今夜のお宿、甲武信小屋到着
徳ちゃんは留守だった。
この時期、テン場はガラガラだと勝手に思い込んでいた私は、余りの多さにビックリ。
私のテントは上にブルーの傘が干して有るのがそう。その右隣の黄色が渡辺さんのテント。
23日

山小屋の夜明け。
ぐっすり眠れたテントを撤収して、小屋泊まりだったメンバーとも一緒に記念写真。
今日は、昨日以上に長時間の歩行予定。
小屋を出て甲武信ヶ岳に登り上げると、丁度世界遺産に決まったと云う富士山が現れた。
山頂を素通りして分水嶺を大弛峠方面に下ると、千曲川源流への分岐有り。
甲武信ヶ岳に登るだけなら、此処を下った毛木平から日帰り出来るのだが、我々の目的は違う。
源流分岐を過ぎても踏み跡はハッキリしていた。
富士山はこれで見収めとばかりに頭を覗かせた。
奥秩父の森林の道は心地よい。
アップダウンんで疲れて来たが、ようやく東梓に到着。
まだまだ道のりは長い。
国師のタルへ来たので、国師ヶ岳はこの坂を登れば山頂?かと思ったら大間違い。
五ヶ葉オーレンに笑われた。
今度こそ山頂かと思うと、また違う。
コミヤマカタバミにも笑われた。
ニセピークの多い奥秩父の山隗。
やっとこ国師ヶ岳に到着。
ふーっ!
夢の庭園を経て大弛峠に到着。
やったー\(^o^)/
と気を緩めたのが失敗だった。
峰越林道(川上・牧丘林道)はかなりの悪路だと云う評判だったので、歩くのも大変かと思ったが、実際は普通の林道だった。これなら普通乗用車でも通れるかも。
車道が大きく迂回しているところは最短距離をショートカットして切り抜けたりした。
が、しかし。
どんなに歩いても森林管理小屋に着かない。標準コースタイムが1:40となっているが、2:30歩いても着かない。
もう足が棒になってしまった(;_;)

幸い携帯電話は通じるので、予約していた川上タクシーに電話して、予約を30分延ばした。

白樺林の真っ白なのには驚き!
そして、もうダメー!と泣きが入る寸前に林道分岐に到着した。
テントを担いで12時間はキツイ。
予約していたタクシーが丁度来たので、休む間も無く、三国峠へ車の回収に向かう私だった。
お疲れ様(*^。^*)。
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