餅ヶ瀬渓谷ニョホウチドリ探索
期  日 2013年7月6日
参加者 椛澤 他2名

餅ヶ瀬側沿いの林道を行くとゲートがあり、施錠されていたので、ここに駐車して歩くことにした。
今日はニョホウチドリが咲くと云う場所を案内して戴く増田宏さんと、いつも楽しいブログを公開しているあにねこさんも同行して戴く。
増田さんは
「皇海山と足尾山塊」「回峰」を出版されている桐生市在住の登山家で、以前「袈裟丸山」と言う本を頂いたのが縁で、今回案内をお願いしたのだった。

また、あにねこさんは「あにねこ登山日誌」で自身の登山記録を写真、文章、地図等で詳しく報告されている。
故、田中明子さんを通じて私とも知り合いの好紳士である。
餅ヶ瀬渓谷は紅葉が素晴らしいという情報だけは持っていたが、実際に入るのは今日が初めて。林道歩きから、広葉樹の鬱蒼とした緑の中を歩き、爽やかな空気に触れて期待が高まった。

途中から枝沢にはいり、沢歩きとなる。
お二人は沢シューズに履き替え、私は登山靴のままの入溪となった。
先頭を着く増田さんは、さすがに沢登りのベテランで、私はその後を必死に追った。
あまり大きな滝は無いが、中小の滝が次々に現れた。
テレビで、本日は37度の猛暑になるからと、盛んに注意情報を流していたが、渓谷は涼やかな空気が漂い、下界の暑さを忘れさせてくれた。
この様なところは高巻いて進んだ。
滝を見ると、心が清らかに成るのは何か意味が有るのだろうか。
修験者が滝に打たれることにも、人間本来の原始的DNAが蠢く様な気がするので有った。
これはまた素晴らしい。
見上げると狭い空にバイカウツギが爽やかに咲いていた。
足元にはショウキランが思いがけなく現れた。
今咲いたばかりに見える、一番美しい時「鬼も18、番茶も出ばな」というところだろうか。
ミヤマカラマツ
クルマムグラ
あにねこさんが「あれー?これって!」

蕾ですよねー?

そういう事では無く〜。(^_^;)

もしかしてニョホウチドリ〜?

そっ!そうかもめー?
良く良く見ると、近くにピンクの花が見えた。
しかし、デジカメを片手に持って、腕を伸ばしてようやくシャッターが切れる遠い位置にしか咲いていない。

ピントが何とか合ったのがこれ一枚。
予想していたより可愛いピンク色のお花であった。

【ニョホウチドリ】
絶滅危惧種TB類(EN)
目的を達した我々は意気揚々と下山するのだった。

が、私は石に載ったら滑って、川の中にドッボーン。(>_<)。。
ずぶ濡れになったが、心配したカメラは無事で「返って涼しくなって気持ち良い」と嘯きながら歩き、愛車の待っているゲートに着くと衣類も丁度乾いていたのだった。
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