日本中央分水嶺踏破シリーズ 
                 
 麦草峠〜双子池(北八ヶ岳)

期  日  2013年7月20日(土)
参加者  CL椛澤 他8名

コースタイム;麦草峠7:00−茶臼山8:00−縞枯山8:40−北横岳12:25−大岳13:45−双子池15:25−亀甲池16:30−天祥寺平16:50−竜源橋18:15

群馬の県境踏破シリーズでもそうだったが、分水嶺歩きも縦走なので登り口と下山口は基本的に違う。
私は群馬県人なので車を使って登山口に行くのが普通であり、99.99%は車を利用する。群馬県人と言ったのは、都会の人の交通の便の良さとの比較だが、時間や費用の節約と言う観点からの、車の利用と言う事も重要なファクターである。

そうなると下山口からどの様にして登山口に停めた車を回収するかは、かなり重要な山行計画の一部を占めるのだ。
幸い、今回はSさんが車を出して頂けると云う事なので、その難問は解決した。

先ずは、麦草峠へ2台で向かい、麦草峠に参加者を降ろし、2台で下山口の竜源橋へ向かう。竜源橋に1台を置き、1台に二人が乗って麦草峠に戻った。
盛夏だと云うのに寒くて防寒着を着て待っていたメンバーたち。
早速スタートを切る。
車を置きに行って来るのに1時間かかったが、概ね想定内の時間であった。
大石峠を過ぎ、中小場から茶臼山に向かう。
天気はまずまず。ひんやりとした空気に包まれて気持ち良い。
途中、好展望の岩稜があり、甲斐駒、仙丈、北岳が並んで見えた。
茶臼山頂上に展望は無いので展望台へ向かう。
展望台からの眺めは言う事なし。
南八ヶ岳連峰の向こうに南アルプスの山なみ。
中央アルプス、御嶽、乗鞍岳、北アルプスが展望出来た。
残雪が残る穂高、槍ヶ岳
縞枯れ現象の中を行く。
爽やかな空気の中、皆さん元気はつらつ。
バイケイソウは丁度咲き始めていた。
縞枯山頂上。
展望がないのでさっさと先を急ぐ。
縞枯山から転げ落ちる様な急下降を下り、雨池峠に降り立つ。
北八ッ特有の石の多い登山道を登り返すと。
雨池山。
標高が高い割に、周りの山に消されて知名度の低い山。
三ッ岳への登りも大きな石がゴロゴロ。歩きにくい。
三ッ岳とは三つのピークの総称であった。
巨岩の間を縫うようにして歩く。
体力を消耗する。
タカネニガナ
2峰へはクサリ場があった。
登山道では有るが道は無い。
岩を乗り越したり。
下ったり。
クサリ場

3峰を過ぎたところでランチタイム。
北横岳には登山者がてんこ盛り。
多治見市から来たと云う団体は59名という大所帯だった。
ピラタスロープウエイ周辺だけ大賑わいの北八ヶ岳。
北横岳を通り過ぎた途端に静かな山になった。

双子池に向かう途中、大岳への分岐有り。
せっかくなので山頂を踏む為に寄り道をした。
大岳山頂には石仏が二体安置されていた。
イワヒゲの花が一輪だけ咲いていた。
チョウジコメツツジが沢山あった。
ホシガラス
大岳から双子池の間は全く岩だらけで歩きにくかったし疲れた。
コケモモ
双子池(雄池)
爽やかな透明感のある湖。
双子池(雌池)
イチヨウラン
亀甲池
今までのゴロゴロした道と違ってとっても歩き易い道。
先週通過した天祥寺平。
時間も遅くなり、日没が心配な時間。
淋しげな道を竜源橋へと急ぐ。
車をデポした竜源橋に到着\(^o^)/。

ふー(*^。^*)疲れたぁ―。
案内図
私とSさんは早速車を回収に麦草峠に向かった。
車道の脇に小鹿は車を怖がりもせず歩いていた。

人や車を怖がらない野生動物。
今後どのように成って行くのやら、対策が必要と思うが、どのような対策が良いかは、敢えてここでは言うまい。

その後白樺湖畔の「すずらんの湯」に入り、さっぱりして帰宅した。23時を回っていた。
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