白葉峠(桐生ー足利)
期 日 2014年2月10日
参加者 CL椛澤 他2名
コースタイム;桐生峠口9:00−林道記念碑9:40−白葉峠9:50−小俣10:15−白葉峠11:10−ランチ11:30〜12:05−峠口12:15
菱町は白葉峠へ向かう車道を行くと遠くに小高い山並みが見え、果たして何処のたわみがこれから向かう峠なのかと思うが、車中では判然とせず、峠への期待で胸が膨らんだ。 | |
幾つかの資料(電撃!激坂調査隊が行くのHP・岩佐徹道著、群馬の峠)を見たのと同じ首無地蔵が左側に見えたので、此処が峠口だと思った。 駐車地はこの先100mの辻に広い場所が有ったので、そこに停めさせていただく。 |
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歩き始めて直ぐ、この様な立て看板が目に付いた。 | |
この説明書きも相当古いのだろうか? 今はハイキングに適した・・・の行は当てはまらない。 全く道が見出せないのだ。 しかしこれは一昨日に降った20数年以来の大雪にかき消された為かも知れない。 雪の無い時期に再訪したい。シモツケヌリトラノオも見てみたい。 |
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そのすぐ先にはこの様な看板! 一体この田舎の林道に防犯カメラとは??? 後で判明した事は、もしかしたらゴミ捨て禁止を無視して捨てる輩の為の警告かも?と思った。 |
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林道が真っ直ぐに? あれ?おかしいな? 気付いた時は既に旧道を見過ごして林道を歩いていたのだった。 戻るのはしゃくなので、旧道は帰りに歩こうと決め、そのまま林道を行く。 |
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林道をちょっとだけショートカットしてヘアピンカーブに有る林道開設記念碑に出た。 | |
そこから林道を歩いて白葉峠に到着。 広々とした、車道では有るが静かな峠だった。 |
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峠東側に白葉峠林道開設の謂れと、その横に金毘羅山と白羽山と彫られた石祠二基と不明の石祠の三体が雪に埋もれていた。 | |
三体のうち一体は完全に埋まっている。 | |
栃木県側の林道は石垣に苔が張り付いていて古さを感じた。 峠道旧道は右下の沢に下って行く様だが、踏み跡も見当たらないので、林道を行く。 |
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ヘアピンカーブの所に首無石仏、庚申塔と念仏供養塔とがあった。林道と旧道の交差する所だった。 | |
積雪の林道を下る。 | |
初めての集落に着くと、犬が他人をいぶかしむ様に大きな声で鳴き吠えた。 | |
一日4本しか通らないバス停だが、白葉峠のバス停名には大変気に入る私だった。 | |
バス停から見る白葉集落の長閑な風景。 羨ましい程の落ち着いたたたずまいだった。 |
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帰りは林道を通らづ、旧道を歩こうと思って帰路に就くと一軒のお宅の前に品の良い、おかみさんらしい人が居て、挨拶をした。 白葉峠の旧道を尋ねると、良く知っていて親切に教えてくれた。 聞いた通り旧道が直ぐ目に入った。 人が立っている右手。 人は歩いていない雰囲気で藪になっていた。 |
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でもこの様にしっかりしている道もあった。 この先で庚申塔等のある林道と交差してまた旧道に入った。 |
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峠直下の旧道は雪に埋もれながらも、ボストンバックやバッテリー等の物が捨てられていた。雪が無ければ相当ひどい光景を見たことだろう。 | |
登り上げたところが白葉峠。 | |
峠からは近くの山に、遠く赤城山まで見渡せた。 途中の陽だまりでランチタイム。 |
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開設記念碑のところまで林道を歩き、此処から旧道に入った。 | |
フェンスの切れ目を右に入る。 | |
旧道の踏跡の不明なまま藪に突っ込む。 | |
下りきったところの大きな側溝をまたぎ、ガードレールを乗り越えて最初の林道に出た。 | |
そこから100mで駐車してある場所に到着。 以外に時間のかからない峠歩きだった。 こうして今回も峠の旧道を歩いたが、草や薮に覆われて荒れ放題、確かに車道は便利で車社会では仕方ないのかも知れないが、旧道も無くさない様に日本人の文化遺産として、行政は維持保全を行って欲しいものである。 あと数十年で全く消滅してしまうのではなかろうか。 心配である。 |