栗平峠 群馬の峠歩きシリーズNo.26
期 日 2014年5月21日(水)
参加者 CL椛澤 他3名
コースタイム;大石沢橋6:25−栗平峠10:15−笠岩11:35〜12:00−鞍部12:30−浅間隠山登山口13:50−大石沢橋14:20
25000分の1地形図「浅間隠山」
浅間隠温泉郷から浅間隠山登山口へ向け、林道を走って行くと大石沢にかかる橋が有る。 | |
大石沢橋 | |
橋を渡った先に広い駐車スペースが有り、此処に車を止め、出発。 | |
左は浅間隠の登山口へ。 我々は右に向かう。栗平峠への道が始まる水無林道起点。 |
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水無林道に入るとすぐに車止めがある。 | |
地形図にもしっかりした実線が示すように、車も入っているらしく歩き易い道が続いた。 | |
しかし、道はいきなり終わっていて林道のわずかな形跡の上には土砂が崩れていた。 | |
それから先は人の歩いた形跡は全く無くなっていた。 地形図では道が大石沢に沿って真っ直ぐ西に延びているので、現在位置の確認もせずにどんどん進んだ。 |
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生憎の雨降り。枝沢からは沢水がどんどん流れ込む。 我々は一番流れの多い沢を遡行した。 しかし、その沢は我々の目的とする沢では無かった。 自宅に帰ってGPSの軌跡を確認すると、いつの間にか笠岩に向かって沢を登っていたのだった。 雨の中、現在位置の確認を怠った為の報いが現れたのだ。 そこで、行く先を修正、幾つかの尾根をトラバースして、本来の大石沢に戻った。 |
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大石沢の周辺には炭焼き窯跡があちこちに散在していた。 | |
砂防堰堤は右側から越えられた。 | |
峠道は、踏み跡さえ無かったが、コンパスで方向を確認しながら進む。 | |
沢が終わり、峠に登り上げる頃になるとようやく、峠道らしい道形が現れた。 | |
標高が上がった為か、まだ新緑も芽吹き始めたばかり、冷たい雨が降っていた。 | |
そして、ようやく辿り着いた栗平峠。 | |
峠からは稜線を南に舵を切って市町村界を行く。 微かな踏み跡が付いていて歩き易い。 |
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しばらく行くと石祠が東に向いて祀られていた。 | |
幾つかお花も咲いていたが、雨の日は撮るのも億劫。 オオカメノキ |
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西上州独特の篠ヤブも足元には踏み跡がある。 | |
こんな感じ。 | |
膝丈ほどのクマザサのヤブも快適に進む。 | |
栗平峠から急なピークが三つ、他に小さなピークを越えて1607mのピークを下ると、浅間隠山の登山道に合流した。 計画では、この後浅間隠山の山頂を踏む予定だったが、雨も止まないので、此処から下山する事に決した。 |
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登山道にはこの様な鐘があちこちに設置されていた。 熊よけの鐘なのだろうか? ハンマーまで用意されている。 |
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本日初めて出会った指導標。 | |
石楠花尾根は丁度満開だった。 | |
看板も新しくなっていた。 | |
雨に似れて瑞々しい新緑に映える石楠花。 | |
アップにも耐えられる。 | |
名前負けしない花の数だった。 | |
石楠花尾根を下りきると沢は増水していて渡渉を余儀なくされた。 どうせ濡れた靴なのでジャブジャブ川に入って渡った。 渡渉個所は数カ所有った。 |
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浅間隠山登山口に到着。 | |
林道を歩いて出発点の大石沢橋には愛車が待っていた。 今日は一度も雨の止む事は無かったが、やりきった達成感で充実した気持ちだった。 冷え切った身体を「温川温泉白雲荘」で温めて帰途に就いた。 |