日本中央分水嶺シリーズNo.13 善知鳥峠ー霧訪山ー牛首峠

期  日 2014年7月5日(土)
参加者 CL椛澤 SL田中

コースタイム;高崎3:50=牛首峠6:45=善知鳥峠7:20−登山道(鉄塔)8:05ー大芝山8:30−霧訪山9:25〜9:45−駒沢山1298.0m11:25〜11:55−1338m(石祠)13:35−牛首峠14:30=善知鳥峠15:00=牛首峠15:25=高崎

長野自動車道塩尻ICを降り、国道153号線を南下して小野下町の信号を右折して牛首峠へ向かう。
その道は一応県道では有るが、冬季は通行止めとなり、道幅は狭い。
牛首峠にミニバイクをデポして、直ぐに引き返し善知鳥峠に向かう。
善知鳥峠の分水嶺公園に駐車して、此処から国道の反対側へ渡り、藪の中を西に登り上げる。
生憎の雨は降る中のヤブ漕ぎは辛い。
全く踏み跡は無いので、がむしゃらに薮を掻き分けて進む。
すると、あれれ?尾根にしっかり切り開いた道が有った。
ほんの少しのヤブ漕ぎで疲れた私には、天の恵み。
急坂を滑りながら登り詰めると、今度はしっかりした踏み跡のある登山道に合流した。
又もやあれれ?である。

後で分かった事だが、分水嶺公園から国道を北に少し行ったところに、霧訪山への登山道が有ったのだ。
東電、梓川水系の発電所から関東へ送電している送電鉄塔。
そこには何と!「分水嶺登山道」と有るではないか。
そんな訳で、ヤブ漕ぎ覚悟で来た今回の日本中央分水嶺歩きもヤブ漕ぎ無しでラッキーだったが・・・。
ハイウエイの様な道を飛ばして、大芝山に到着。
相変らず雨は止まないが、道はしっかりしていた。
この様に達筆な看板も有った。
そして霧訪山山頂。
名前に恥じない霧が出迎えてくれたのだった。
私個人の感想として、もう少し落ち着いた感じの山頂かと想像していたが、周りの木々が伐採されていて、何の風情も感じられない、落ち着かない山頂だった。
晴れていれば展望は良いのだろう。
石祠が有る山頂風景。
土曜日なのに誰ひとり居ない山頂。
雨だから仕方ない。
山頂に着いた時ニャーニャーと猫の無く声がした。
雨に濡れて、いかにもお腹の空いた声で鳴くので、パンをあげたら、匂いを嗅いだだけで食べず、私の足ににすり寄ってきてニャーニャーゴロゴロするではないか。
お腹が空いていたのではなく、人恋しかったと見える。
でもこれから先の事を思えば、連れて帰る訳にはいかない私だった。
オリジナルプレート。
山頂を後に登山道では無く分水嶺を行く。
ここで、間違えやすいポイント。
山頂を下きったら右折すること。
道は真っ直ぐに付いているので、思わず通り過ぎてしまうところだった。
今までとは違って踏み跡は薄くなった。
するとビックリ。
ササユリ発見。
今までに一度白山でお目にかかった事が有るだけの、私にとっては貴重なお花なのだ。
中部以西には有るらしい。
三等三角点峰(1298.0m)は地形図に名前は無いが、駒沢山と言う山名板が有った。
オリジナルプレート。
1298mを下ったところに有った防衛庁の基準点。省になる前の古いものであった。
その後、踏み跡が有ったのは少しだけ。
1262ピークを過ぎると全く薮になった。
この様な看板が沢山あった。
どうやら松茸が生えるようだ。
1338mピークの手前でうっかり右の尾根に入り込み、直ぐに気付いて修正。
1338にはこの様な信仰の跡が有ったが、今では忘れられた存在なのだろうか?
注連縄だけは新しくなっていたようだった。
薮を漕ぎながら、牛首峠への下降点を見失わないように、細心の注意を払って歩いた。
すると、赤松林の林床を刈り払った地点に出た。
此処が牛首峠への分岐点。
下り始めると踏み跡もあったので、どんどん下った。
すると、デポしてあったミニバイクが眼下に見えて良かった。
牛首峠の指導標
初期中山道の看板も
牛首峠の謂れとなった牛首塚の由来書き   
私はバイクに飛び乗って、善知鳥峠へ車の回収に向かった。
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。)
今まで雨降りだったのに、峠に着いた途端に青空が顔を出した。
車を回収してまた、善知鳥峠に戻り、中央分水嶺霧訪山の登山口を探した。
すると、峠の北200m位の所に駐車場が有った。
inserted by FC2 system