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   日本中央分水嶺シリーズ 田代湿原〜三本尾根

期  日 2016年9月11日(日)
参加者 CL椛澤 生方み 佐野ま

コースタイム;前橋4:00=猿倉7:40−水場7:50−小田代8:55−田代山9:25−大師堂9:40−分水嶺分岐10:05−
         鞍部11:05−1810m11:45−三本尾根ピーク14:25−林道16:00−県道県境16:10〜16:30−猿倉17:10

分水嶺は小刻みに歩くコースは少なく、2泊か2泊は普通である。しかしながら今回のルートは幸いに日帰り圏内で有った。
距離的に短いので、実行するまでは楽勝と踏んで少しなめていたが、これがとんでもない蜜ヤブが待ち構えていたのだった。
田代山帝釈山の登山口は南会津町側の猿倉である。
10分ほど歩くと水場あり、かなりの水量が流れていた。
しかし、まだ喉が乾くほど歩いてはいないのでスルー。
時折陽が射す無風の登山道はたちまち汗が噴き出した。
ゆっくり歩いて小田代湿原到着。
早くも湿原は草紅葉に彩られていた。
この後歩く予定の分水嶺、1810mのピークが目の前に見えた。
田代山到着
木道を通って、
弘法大師堂に到着。
立派なトイレあり。
一旦湿原に戻って、南東の県境に向かった。
此処にはロープが張られていていたが、その先にも踏み跡が有った。
しかし、分水嶺(県境)に足を踏み入れた途端身の丈を没する笹薮になった。
最初の鞍部まで約400m下るのに1時間かかってしまい、楽観視していた私の脳裏はいきなり不安感が占拠することのなった。
もしもこのペースでしか歩けなかったら、林道へ着くのは日没を過ぎて夜になってしまい、暗闇のヤブ漕ぎになり危険であった。

しかし我々は、ここで断念して登り返すにはあまりにも残念であり、もう少し進み、いよいよ時間切れになりそうだったら1810mの先から猿倉に降る、と言う決断をした。
行けども行けどもヤブは深かったが、最初のヤブに比すれば少し良くなった。
スピードも上がって来て1810mピークにはそれなりの時間で到着した。
今回のルート上でたった一つだけ目に入った境界標石
相変わらず続くヤブ漕ぎ
クロヅルがひそんでいて、行く手をさえぎり、体力を消耗した。
中央右に二名居るが写真では分からない。
ここの辺りは腰までのヤブで快適。
ガスが巻いてきて、笹が濡れて滑る。
顕著な稜線は灌木のヤブ、始末に悪い。
すると、稜線がスパッと切れ落ちている場所に行き当たった。
仕方ないので稜線から外れて迂回。
大きな崖の下をトラバースした。
崖をトラバースしているうちに、笹薮のトラバースになり、大変なので林道の方向に向かって稜線を外れた。
林道へ降り立ち、一応県境まで行ってmillことにした。
分水嶺(県境)はガスっていた。
ミヤマヨメナの薄ムラサキの花が林道脇にたくさん咲いていて嬉しい。
夜の帳が降りる寸前に猿倉に到着した。
思ったより厳しいルートで有ったが、それはそれで達成感が有って、充実した山行だった。
もう、しばらくはヤブ山はいいかな?
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