熊野古道（中辺路・大雲取・小雲取越え）

期　　日　2016年4月30日〜5月5日
参加者　CL椛澤　

コースタイム
30日　前橋4：00〜新宮市（観光、鬼ヶ城・神倉神社・速玉大社））〜太地町（白鯨）16：20（泊）

　1日　白鯨4：30−観光、橋杭岩・潮岬・大島・浜王子ー那智駅前11：50−大門坂14：00−那智の滝15：00−青岸渡寺・那智大社15：45−美滝山荘16：00（泊）
　2日　美滝山荘7：20−大雲取登山口7：50−−船見茶屋跡10：20−色川辻10：40−地蔵茶屋跡12：10ー越前峠13：45−胴桐坂14：25−円座石15：45−小口自然の家16：30（泊）

　3日　小口自然の家6：25−小和瀬橋6：45−−桜茶屋跡8：20−桜峠8：40−石堂茶屋跡9：25−百�閧ｮら10：15−請川（下地バス停）11：55〜13：10−湯の峰温泉あづまや荘14：25（泊）

　4日　あづまや荘6：50−新宮行きバス6：55〜新宮駅8：00、那智駅行きバス8：30−那智駅8：55〜本宮大社10：10−玉置神社11：45〜牛馬童子15：05−近露王子15：45−龍神温泉ささゆり17：30（泊）

　5日　ささゆり7：40−護摩壇山8：10−高野山9：10〜12：00−前橋22：30　

	4月30日（初日） 今日から６日間の予定で熊野古道を歩く。 中央自動車道、駒ケ岳SAで朝食タイム。 中央アルプスにはまだ雪が白く輝いていた。 中央自動車道、土岐JCTを左折して東海環状自動車道に入り、伊勢湾岸自動車道 等を経由して和歌山県へ向かった。 東海環状自動車道を通ると、遠回りでは有るが渋滞に巻き込まれるリスクが少なくなり、結果的に時間は早くなるので最近は専らこのルートを利用している。
	三重県に入ると熊野古道の看板が目に入った。 早速車を停めて偵察する。 熊野参詣道伊勢路の馬越峠で石畳が続いていた。皇太子殿行啓の石碑も建っていた。 現在売り出している伊勢路は人気がある古道のようである。
	数ある案内の中でも最も興味を引いたのが「鬼ヶ城」 お花がきれい。
	少し歩くと看板あり。 大した事無いかな？と思いながら歩く。
	すると海岸にせり出した奇岩が急に現れ、ビックリ。 その名に恥じない景勝地だった。
	先を急いで神倉神社へ。 ゴトビキ岩をみんなで支える仕草で記念写真。
	そこから眺める新宮市内と熊野灘は絶景。
	実はお話ししているうちに通り過ぎてしまった速玉大社。いったん戻ってお参りをした。 荘厳華麗な建物。
	熊野参詣の歴史を記す看板。
	今日のお宿は「いなさの宿・白鯨」
	時間通り到着して、通された私の部屋。

５月1日（２日目） 今日は午前中は観光。 先ず早朝に出発して橋杭岩に向かった。 朝日が昇る風景が撮れて良かった。
本州最南端の潮岬
太平洋の荒波が打ち寄せる海岸線
何でも一番は記念になる。
更にこだわって最南端の海岸まで降りてみた。波にさらわれないように注意が必要。
民謡に、ここは串本向かいは大島(^^♪〜と歌われた大島に寄ってみた。 無学な私はここで初めてトルコとの関係が分かった。
トルコから送られた騎馬像
一旦白鯨に戻って朝食をとり、浜王子を見に行った。
昼食を済ませてから熊野古道を案内していただくガイドさん（生熊哲也氏）と那智駅前で合流。レクチャーを受けて出発。 ここ那智から大門坂を経由して那智の滝まで案内していただく。 車は那智駅前の道の駅に停めさせて頂いた。
ガイドさんと歩くと、普段気付かないところを教えて頂けるので助かる。
補陀落山寺 詳細はリンクを参照
誠に良い天気で汗が出る。
杉林や竹林を行くと涼やかな風が吹いていて良かった。
ガイドさん無しではここの細い道は分からないかも。
大門坂到着。 観光客がたくさんいて人気の観光地だと言う事が分かる。
平安衣装の人が居れば良いな、と思っていたら丁度通り合わせてラッキー。 写真を撮らせて頂く。 日本の方では無かったが、お似合いだった。
大門坂の記念写真のスポットにて。
最初に那智の滝を見てから三重塔と滝の撮影場所に到着。
那智山青岸渡寺
熊野那智大社
今夜のお宿は「美滝山荘」 那智大社から近かった。 夕食はとてもおいしかった。

	5月2日（３日目） 美滝山荘前に停まっていた赤いプリウスは偶然にも高崎の人だった。
	那智山青岸渡寺の右裏に大雲取越えの登山口は有る。
	このルートを歩く人はとても少ないので、静かな歩きが出来る。
	ウンゼンツツジ？ 指との比較でも分かるようにとても小さなお花。
	船見茶屋跡の展望台からは熊野灘が一望できた。
	要所にはこの様な指導標が有るので安心して歩ける。
	地蔵茶屋跡 此処には休憩所や飲料の自動販売機が設置されていた。
	だんだん急な山道になり、汗が噴き出す。
	静寂な杉林に立つ石仏は、幾１００年と参詣者を見守ってきたのだろうか。 そこへご夫婦らしき二人連れがやってきた。 高野山から歩いてここまで来たらしい。今夜は地蔵茶屋跡辺りでキャンプするとのこと。 羨ましい。 「もしかして椛澤さんでは有りませんか？」といきなりの質問。 まさかこんなところで知り合いに合えるとは思ってもいなかったのでびっくり。 写真を撮り忘れてしまった、残念。
	大雲取の名所 円座石（わろうだいし）
	苔に覆われていて刻字は見えない。
	円座石を過ぎると小口自然の家は近かった。
	お湯で汗を流し、ビールで乾杯！ お疲れさま。

5月3日（４日目） 空模様が心配だったが降ってはいない。 ひんやりとした空気は気持ちよい。 今日は小雲取越え。
小口自然に家から歩いて小和瀬橋に向かう。 ここが小雲取越えの登山口。
ひょうきんなお地蔵さま
小雲取越えは昨日とは違って緩やかな登山道。 おしゃべりしながら歩ける。
ここの山塊に生えている蔓性の植物。
石堂茶屋跡で休んでいると、若者が３人ぬいぐるみをリュックに入れて歩いていた。
小雲取の名所「百�閧ｮら」 遠く山並みが続く。
小雲取越えも終わり請川に到着。
請川バス停かと思ったら下地橋バス停だった。 でもここから小雲取は始まる案内が有った。 少し離れたところに公衆トイレも有った。 時間通り到着したのでバス停のベンチでランチタイム。 バスは１時間後に来る予定。
バスに乗って湯の峰温泉に到着。
あづまや荘が今夜の宿。
宿からつぼ湯に入りに行った。 受け付け順なので５時間待ちと言われたが、２時間半待って入ることができた。
つぼ湯の隣では生卵を売っていて、写真の囲いの中につるして温泉卵を作っていた。 熱湯が湧いているようだ。

	5月4日（５日目） 今日はメンバーは大日越えで熊野本宮大社へ向かい、私はバスで那智駅に戻り、マイカーを回収に向かう。 6：55のバスは定刻に到着した。
	新宮駅からはJRで那智駅に行こうとしたが、次の電車まで１時間以上かかると言われ、バスで行くことにした。 那智駅前の道の駅に停めて置いたマイカーはエンジン一発始動。 メンバーと合流するべく熊野本宮大社へ一目散。
	本宮大社前の駐車場は満車で、熊野川河川敷の臨時駐車場へと誘導された。 そこの土手から見た、大斎原（おおゆのはら）の日本一の大鳥居
	本宮大社前で記念写真。 これで熊野古道歩き完了した。
	次は観光となる。 自動車で移動、玉置神社に向かった。 以前来たときとは駐車場から登り上げた記憶が有るが、参詣道はこの様な歩きやすい道が出来ていた。
	シャクナゲは丁度見ごろ。
	玉置神社
	本殿の他社殿がたくさん立ち並ぶところ。 大峰奥駆道がここを通っているので、下見を兼ねて参拝。
	玉置神社を後にして次は牛馬童子 近露王子公園に駐車して箸折峠に向かうと、途中の景色は和ませてくれた。
	牛馬童子像
	説明書き
	牛馬童子の後方に立つ宝篋印塔
	戻って近露王子
	何やら書いてある。
	予定をこなして今夜は日本三美人湯の一つ龍神温泉「ささゆり」の宿をとった。
	器もきれいな美味しい夕食。

5月5日（６日目） 朝食も良かった。
高野・龍神スカイラインを通って、最後の締めくくりは高野山へ向かう。 途中護摩壇山からの風景。
高野山到着 金剛峯寺
金剛峯寺山門
美しい歩道
高野山のシンボル 根本大塔
六角経堂 これを回るとお経を読み上げたことになるらしい。
続いて奥の院見学
歴史上の有名人が名を連ねる。
最後に車から移した大門 この脇に町石道が有り、いつか歩きたいと思う。
四日市で若干の渋滞はあったものの順調に駒ケ岳SAまで来た。
夕食は胃に優しい山菜うどんを注文した。 ゴールディンウイーク６日間の楽しい旅はこうして終わりに近づいた。