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                               幌尻岳

期  日  2016年7月16日〜20日
参加者  CL椛澤 荒井 井野 桑子 塩沢 高山 神宮
タイム   16日;前橋6:00=新潟港10:30
       17日;小樽港4:30=トヨヌカ山荘7:10〜9:10=ゲート10:05〜10:15−取水口13:00〜13:20−幌尻山荘15:40
       18日;幌尻山荘3:50−命の水5:40〜6:00−稜線6:30−幌尻岳8:30〜9:00−命の水11:10−幌尻山荘13:00〜13:25−
           取水口15:45〜16:00−ゲート18:00=トヨヌカ山荘18:50
       19日;トヨヌカ山荘〜観光〜苫小牧東港19:30
       20日;新潟港15:30=前橋21:00

16日

週間予報では良い天気が続き、登山日和の訳だったっが、直前になって急に雲行きが怪しくなってきた。
でも大雨にはなりそうもない感じだったので決行することにした。

今回は幌尻岳登山なので、他のどの山よりも天気が気になる。せっかく北海道まで行っても幌尻山荘までの川が増水していれば、川止めのなり行くことは出来ないからだ。

取りあえず予定通り新潟から小樽航路のライラック号に乗船。10:30定刻に出港した。
フェリーに乗り込んでくつろぐ仲間たち。
ビンゴ大会が開催されたので参加してみたが、この様な情けない有様だった。
ライブや映画も有ったが、私は眠ることにした。
夜、船内アナウンスで「姉妹船がすれ違うのでご覧ください」とのこと。
お互いに汽笛を鳴らしてすれ違った。
17日

定刻に小樽港に接岸したフェリーから降りた我々は、コンビニで今日と明日の食料を調達してから高速に乗り、幌尻岳登山基地のトヨヌカ山荘に到着。雨が降っていた。
トヨヌカ山荘からはバスに乗ってゲートに向かう。
乗客は我々だけだった。
バスの終点は広い駐車場になっていて、休憩小屋とトイレが設置してあった。
林道を歩き始めるとホソバキリンソウが咲いていた。
オオバタケシマランは早くも朱い実になっていた。
ワスレナグサ
ヒグマのう?ち
エゾノハナシノブ
2時間45分かかって取水口到着。
最初は渡渉せず、前回来たときは無かった簡易の橋を渡った。
川の横をヘツル様に道が出来ている。
要所にクサリが有り、楽に通過した。
森にひっそりと咲くクルマユリ
いよいよ渡渉の始まり〜。
最初は冷たい水になじんでいないから、恐る恐る足を出す。
あれれ?
此処にも橋が架かってる〜。
渡渉もだんだん慣れてきて、冷たい水も気持ちよい感じ。
しかし増水していなくて良かったぁ〜〜。
幌尻山荘到着時は雨が降っていたので、表でくつろぐ人はいなかった。
あてがわれた場所に陣取って夕食を食べ、明日が早いので早めの就寝。
18日

3時50分山荘出発。雨はやんでいた。
夜が明けてもガスに巻かれて展望は無い。
エゾシモツケ
ニッコウキスゲ(エゾカンゾウ)
遠くの山すそは見えるが上部は雲の中。
命の水、一休み。
命の水を過ぎ、少し登ると展望が開けてくるが、雲の中。
稜線になるとお花が現れた。
とてもきれいなエゾツツジ。この後群落もあった。
ナガバツガザクラ
ミヤマハンショウヅル
イソツツジ
ミヤマダイコンソウ
ツマトリソウ
チシマヒョウタンボク
周りは何も見えない。
でも足元には高山のお花が勢ぞろい。
ハクサンチドリ
アオノツガザクラ
エゾコザクラ
ナナカマド
ヨツバシオガマ
お花畑
足元はお花でいっぱい
ミヤマアズマギク
お花畑
お花畑
登山道の左右はお花畑
色々なお花の競演
キバナシャクナゲ
ミヤマアズマギク等
ムシトリスミレ
イワヒゲ
   イワヒゲの群落
ナンブイヌナズナ
イワブクロ
ウコンウツギ
岩尾根になれば山頂はもう少し。
コケモモとウラシマツツジ
幌尻岳山頂到着

メンバーの一人が百名山最後の一つに登り完登。

祝福されるせっちゃん。

おめでとうございます。\(^o^)/
完登祝いの時だけ青空をのぞかせたが、直ぐにガスが巻いてしまった。
北カールには残雪が有った。
チシマフウロ
ミヤマオダマキ
振り返ると幌尻岳山頂が見えたが、直ぐに隠れてしまった。
エゾヒメクワガタ
ミヤマキンバイ
帰り道もお花に囲まれて。
幌尻山荘でデポしてあった荷物をまとめて出発。
昨夜雨が降ったが、水量は増してはいなかったので渡渉も楽々。
しかし慣れた気持ちに緩みが生じ、足を滑らせる人もいた。
川の傍にはタツナミソウが美しい。
取水口まで来て、時間を確認したらあれー!
私は計画の時間に間違いを発見。
17:00最終のバスに到底間に合わないことが発覚した。
伝令を先に行ってもらったが、時間には間に合わなかった。
約1時間遅れでバス乗り場に到着。
するとそこにはバスが待っていてくれたのだった。
小屋でご一緒だった若いペアの二人は、私たちに何の不平も言わず快く待っていてくれたのだった。
バスの運転手さんとお二人の乗客に感謝、ありがとうございました。<m(__)m>

今夜はバスの発着所にあるトヨヌカ山荘に泊まる。
19日

山荘前のグミの木には真っ赤に実ったグミの実、美味しい。
朝から雨が降っている。
予定を変更して観光することになった。
二風谷アイヌ文化博物館
ちょうど説明員が居て、事細かく説明していただいた。
アイヌの文化は優れていたことが分かった。
苫小牧市内の海の駅「ぶらっとみなと市場」に寄り海鮮料理を注文。
私はお勧めのウニイクラ丼を食べた。
写真を撮る前に少し食べてしまい残念。(右端)
とても美味しく満足した。
鮮魚類も販売していた。
ウトナイ湖観光
ラムサール条約湿地
オオハクチョウが寝ている。
苫小牧東港。
帰りはあざれあ丸に乗る。
ライラック丸より大型かな?
寝台も広かった。
船内では節約に努め、食事は乗船前にコンビニで購入して置いた。

   !
20日
朝、メンバーの一人が痒い!何か居るー(>_<)と言う。
なるほど、何かくっついているなー?

注意!嫌な人は見ないで!
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秋田沖から見えた鳥海山、頭だけ雲の上。
新潟に近づくにつれ空は真っ青になってきた。
航跡が真っ直ぐ後方に延び、波静かにして船は少しも揺れない。
新潟港下船後、高速道SAで質素な夕食。
かけうどん360円なり。
21時、無事前橋に帰着した。
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