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              越百山・空木岳(中央アルプス)

期  日  2016年8月28日〜30日(日〜火)
参加者  CL椛澤 荒井 江積 岡田 梶原 神宮 舩津

コースタイム;28日 高崎4:00=今朝沢橋7:50−福栃平8:45−下水場9:30−上水場12:20−越百小屋13:50
        29日 越百小屋5:25−越百山6:30−仙涯嶺8:30−南駒ケ岳10:05−赤薙山11:05−空木岳13:05〜13:30−木曽殿山荘15:00
        30日 木曽殿山荘5:25−義仲の力水5:40−うさぎ平9:30−金沢土場10:00−今朝沢橋11:45=高崎18:30

8月28日(日)
過去に例を見ない動きをしている「台風10号」が再び日本列島に近づきづつあり、我々の山行を危ぶまれるものにしていた。
一見無謀とも思われるこの山行も、その動きをつぶさに観察すれば、決してそのような事は杞憂であるとの結果を導き出されるのである。

越百山登山口である今朝沢橋に到着すると、登山者の車が数台停まっていた。
これは、これから下山してくる人達の車のようである。
先ずは福栃平へ向かって林道を行く。
福栃平から林道を離れて登山道となる。
ツクバネソウが黒い実を付けていた。
下の水場。
冷たく美味しい水が湧き出していた。
ミヤマアキノキリンソウ
ツルリンドウ
ゴカヨウオウレン
シノブゴケとシッポゴケ
コスギゴケ
ヒノキゴケ
オサバグサ
ノリウツギ
シラタマノキ
食べると甘い味がするが、薬臭いので美味しくない。
セリバシオガマ
上の水場は登山道から外れるが直ぐ近く。
水場に咲いていたトリカブト
スギゴケ
高度を上げるとガスが巻いてきた。
ハリブキは葉脈上に針が並ぶ。
もうすぐ小屋かな?
アラハシラガゴケ
タケシマラン
イワカガミ
越百小屋に到着して、早速乾杯する面々。
夕食はおでんに天ぷら、お汁粉の小鉢付き。
揚げたてのてんぷらは特に美味しかったし、ご飯は格別!。
食事のあとはランプの灯りで団らんする。
ご主人が自ら焼き、その場で挽いたコーヒーをサービスしてくれた。
夜、ご主人が「星がきれいですよー」との声がかかり、外に出ると満天の星空がキラキラ輝いていた。
どうやら台風の心配も無く、明日は期待が持てそう。
29日朝。

東の空、越百山の上に三日月が有った。
夕べに引き続き、今朝の食事も美味しい手作り料理が並んでいた。
ご飯は、今年採れたと言う栗ご飯。
小屋の窓に貼られたシール。
小屋の前に勢ぞろいして、これから縦走に出発。
登り上げると展望が開けて、御嶽山が目の前だった。
噴火の為被災された人を思い、合掌。
振り返ると下の方に小屋が見えた。
森林限界を超えて。
越百山山頂。
縦走路はアップダウンの繰り返し。
コケモモ
振り返ると越百山が美しい。
行く先には仙涯嶺(右)と南駒ケ岳が聳えていた。
イワヒバリ
登りは厳しい!
仙涯嶺到着。
断崖絶壁の脇を通る。
見上げる空に断崖が覆いかぶさる。
ヒョウタンボクの可愛らしい姿に心休まる一瞬。
ナナカマドの実は早くも真っ赤に熟す。
険しい縦走路は続く。
ウラシマツツジが紅く染まる。
トウヤクリンドウも終わりに近づく。
南駒ケ岳山頂。
空木岳を目指して岩尾根を行く。
イワギキョウ
ホシガラスはハイ松の実を食べることに余念がない。
イワツメクサ
空木岳山頂に着いてホッと一息。
ミヤマダイモンジソウ
ミネウスユキソウ
コマウスユキソウ
キオン
疲れているためか、空木岳から木曽殿山荘までとても長く感じた。
他の登山者は、ことごとくキャンセルだそうで、我々だけが貸し切りの小屋どまりだった。
30日

今日は下山するだけなので気楽。
下山する道を間違えない様に指さし確認。
義仲の力水。
涸れることもあるそうだが、今日は流れていた。
幻想的なシラビソの原生林。
スギゴケとコスギゴケのコラボ。
ゴゼンタチバナ
ミゾシダが林床を覆う
北沢に架かる吊り橋。
1人ずつ渡ってちょ。て言うか一人でも危なっかしい。
岩に張り付くように垂れ下がってオオビランジが咲いていた。
最後の一輪だった。
ウサギ平に到着。
此処を右折して林道を行く。
30分で金沢土場。
此処を左折して今朝沢橋方面に林道を歩く。
今朝沢橋まで長かった〜。
  帰途立ち寄った「せせらぎの四季」温泉で食べたソースかつ丼は、特大のボリュームで満腹。 
温泉も濁り湯で温まった。
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