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谷川連峰国境縦走
期  日  2016年10月9日.10日
参加者  CL椛澤 井野 大野 岡田 川島き 齋藤
タイム; 9日
      天神平12:55−熊穴沢避難小屋13:40−谷川岳肩の小屋15:15
     10日
      谷川岳肩の小屋6:15−オジカ沢ノ頭7:23−小障子ノ頭7:23−大障子避難小屋8:14−大障子ノ頭8:38−万太郎山9:35〜10:10
      −越路避難小屋10:42−毛渡乗越10:57−エビス大黒ノ頭12:15−エビス大黒避難小屋12:43仙ノ倉山13:23〜13:40−
      平標山14:23−平標山の家15:06〜15:30−林道登山口16:18−元橋駐車場17:15

高崎を8:00に出発、下山口の元橋駐車場に1台をデポして谷川岳ロープウエイ駅到着

この秋は天候不順が続き、ようやく落ち着いたかと思われた週末も昨日からの天気予報では、谷川岳周辺の曖昧な予報に終始していた。
群馬県みなかみ町側は好天、新潟県南部は雨のち曇り。
群馬新潟の県境はこれからの季節、確かに平地とは違う独特の天気になるので、心していかねばならない。
ロープウエイに乗り込んだ我々は、今まで経験のないロープウエイになった。
それは、風が強く揺れが激しかったここと、その為と思われる超スロー運行を経験したことだった。どうやら風の強さに応じてスピードが落ちるらしい?(実際の事は未確認)
正確には測っていなかったが通常の5倍くらいの時間で天神平駅に到着した。
三日連休の中日で、谷川岳登山の下山者と次々にすれ違った。
先ほどまで降っていたので、ほとんどの人は泥んこびしょ濡れ。
合羽も100円ショップかコンビニで買ったような雨具を着ていた。

歩き出しには止んでいたいた小雨が降り出したので、我々も合羽をきた。
ここは熊穴沢避難小屋。
登るにつれて雨足が強くなり、明日の縦走が危惧された。
こんな天気には、我々以外に肩の小屋に泊まる人はいないだろうとの予想は見事に外れ、沢山の宿泊者がいた。
ご飯が美味しく、お代わりをした。体調も良さそうだ。
小屋の外は暴風雨が吹き荒れていた。
夜中に目が覚めて、トイレに行ったら衣類が濡れてしまい、明日の縦走が危ぶまれた。
10日、4時ころ起きて外を見れば風と雨が小屋をたたいていた。
朝食をとり、ぐずぐずしていたら東の空が急に開けて素晴らしい天気になった。
新潟県側からは相変わらず雲の波が押し寄せていたのと防風の為合羽を着て国境縦走に出発。
県境を分けて右(新潟)は雲の海、左(群馬)は青空。
おりしも後方から太陽が射し、ブロッケン現象を映し出した。
振り返ると肩の小屋が遠ざかっていた。
薄いベールを纏った国境稜線と左に延びる俎ーの稜線。
俎ー稜線が美しい弧を描いていた。
濡れた岩場は滑りやすく、慎重に通過する。
オジカ沢ノ頭
小障子ノ頭
群馬県側の紅葉がきれい。
一面のチングルマが紅葉。
大障子避難小屋。
最初に縦走した時は水場もあるこの避難小屋を利用させていただいた。
大障子ノ頭
登ったり下ったりの繰り返しで疲れた。
時間は早いがここで昼食とした。
切り立ったヤセ尾根の上を行く。
越路避難小屋
1568m毛渡乗越
エビス大黒の頭まで300mの登りが始まる。
エビス大黒の頭
疲れが溜まってきているので辛かった。
エビス大黒避難小屋1784m
仙ノ倉山まで240mの登りだが、縦走中一番つらい登り。
ハクサンフウロの葉が紅葉していた。
仙ノ倉山到着。
疲れた体には平標山までも遠く感じた。
平標山の家までの下りは階段なので、徐々に膝に負担がかかり、痛みが出てきた。
ガスに含まれた水滴がナナカマドを濡らしていた。
しかし、この階段は長すぎる。
到着した平標山の家。
ゆっくり休もうとしたが、冷たい風が吹き出したので少し休んだだけで下山開始。
ブナ林にガスが巻く。
林道へ下った。
到着した元橋駐車場には車が数台あるだけ。
計画より早く到着したので、ヘッドランプのお世話にならず、良かった。
この後、谷川ロープウエイに車を回収に向かい、19:55高崎で解散した。

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