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               古界名山(こがいなやま)

期  日  2017年1月29日(日)

参加者  CL椛澤 押山 梶原 佐野ま 舩津 松崎

タイム;路肩8:10−東屋9:00−小峠9:30ー仙人窟9:45〜10:05−主稜線11:35−古界名山12:15〜12:50
    −小峠13:50−仙人滝14:00−小峠14:20−路肩15:05 

(25000分の1地形図「小雨」)

中之条町から四万温泉へ向かう国道353、四万温泉まで行かないで途中から県道55を左折して若山牧水で名高い暮坂峠方面へ向かう。
沢渡温泉を過ぎると老人保健村の看板が有り、ここを右折、しかし50mも進まないうちに積雪で行けなくなってしまった。
そこで、路肩が広くなっていた所にちゃっかり停めさせて頂いた。

因みに国道353は大間々から新潟県柏崎市まで続くロング国道で、四万温泉の先三坂峠だけは車が通れない。この国道は江戸時代足尾銅山が盛んな頃銅山奉行が佐渡島の金山も受け持っていて、足尾と佐渡島を管理する奉行等が通った道だという説があるが果たして?
降雪の後誰も歩いて居ないらしく、踏み跡はなかった。
仙人窟遊歩道の看板を左折し山道に入る。
左手には岩壁鋭い古界名山が目の前だ。
しかしここからは直接行くことは出来ない。
積雪が有っても、遊歩道らしく道型ははっきりしているので安心。東屋でひと休み。
東屋の前に立っている指導標は熊に咬まれて酷いことになっていたが、よく見ると熊の毛らしい黒い毛が付いていた。
ひぇ〜!(>_<)。
まだ遊歩道が仙人窟迄続く。
小さな峠状の所で仙人窟と仙人滝分岐。
我々は仙人窟へ向かった。
仙人窟へはトラバース気味に東へ向かい、最後は急な階段を下る。
片方は絶壁で、落ちたら天国へおさらば。
幸いロープが有ったので、それを頼りに恐る恐る下った。
なぜこの時期にここへ来たかと問われれば、それはこの氷筍が見たいからだと言っても過言ではない。
メンバーのFさん曰く、以前来たときはもっとたくさんの氷筍が有ったそうだ。
しかし、私はこれで十分嬉しかった。
以前大幽洞窟の氷筍を見る機会が有ったが、あちらも可愛くて綺麗だったが、それにも劣らない立派な氷筍だった。
この洞窟は奥が広い。
これを舐めた人も居る。
洞窟内部
ヘッドランプを付けて更に奥へ!探検隊の気分。
その時は全く気付かなかったが、帰宅して写真を見たら何か変な物がぶら下がっていた。?
これってもしかして蝙蝠???
気が付いて居たらもっと良く観察したのに残念である。
更に奥へ奥へと。
まだ奥が有るようだが、ヘッドランプの灯りだけでは薄気味悪いのでここまでで引き返した。
嫌らしい雪の階段を登り返す。
小峠まで戻った。
此処からは地図だけが頼りの行軍
最初は尾根上を行く。
たまにテープが有ったりするが道は無い。
尾根上に、地形図には無い岩峰が立ち塞がっていて我々は進むことが出来なかった。
そこで東側に回り込むと、少し下れば迂回できそうだったので、そのルートを選択。
回り込むと右側に大岩がデーンと構えていた。
更に回り込むと尾根に出た。
尾根が急な登りになる手前、左側が檜の植林帯の所から左に舵を切り、斜面をトラバースして古界名山への稜線に向かった。
南斜面なので雪が解け始めていて滑って歩きずらかった。
主稜線に登り上げると目の前に古界名山らしい山容が目の前に見えた。
交代でラッセルしながら山頂に到着。
ネットで見たときは山頂標識が有ったが、来てみたら何もなかったので、持っていたマジックペンで山名を書いた。揮毫舩津さん。
疲れていたのに笑顔でにっこり。(#^.^#)v

誰も来ない山頂でゆっくランチタイム。
下山開始で北方向を見ると樹間越しに谷川連峰方面と思われる白銀の峰々が見えた。
午後からは曇ると言う予報通り薄雲が空を覆い始めた。
来た道、踏み跡を確実に頼りながら下山する。
迂回した岩峰をバックに降る。
帰りに仙人の滝に立ち寄った。
予想以上に立派な滝。
近づくと迫力満点!
何段にも段になっているところが面白い。
因みに氷の無い季節の滝はあまり綺麗では無いみたい。
こちらをどうぞ
一旦小峠に戻る。
下山途中から見た有笠山

今日は全く道の無いルートを地形図とGPSを頼りに歩いた。
幸い身の危険を感じる所にも遭遇せず楽しく歩けて良かった。
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