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               千貫峠ー高岩

期  日 2017年5月17日(水)
参加者 CL椛澤 生方み 飯沼 柿沼 吉田米
タイム  木賊路肩P8:30−小標識9:25−石仏10:15−千貫峠10:25−高岩10:50〜11:35−千貫峠11:50−小標識12:25−木賊P13:10


 1/25000地形図「追貝」

関越道沼田ICを降り、国道120号を少し日光方面に行くと直ぐ、川場村方面に左折する県道64との分岐の下久屋町の信号がある。
県道64号線を川場方面に向かい川場村中心を過ぎると木賊集落に着く。
車道の広くなっている所に駐車した。県道には、これから行く沢に架かる武尊2号橋。
千貫峠入口にはお地蔵様などの石仏が佇む。
またその横には千貫峠の謂われ書きが有った。
それに依れば、この峠道は由緒ある古道でもあるようだ。
川場村が山奥にあるのにも関わらず?栄している事の一つには、ここが会津裏街道でもあると言う歴史も一助になっているのだろうか。
現在は勿論村民の努力であることには間違いないが、
しばらくは林道を行く。
そのうち、林道は荒れ渡渉する場面もあった。
路傍にはラショウモンカズラが咲いていた。
ヒトリシズカもまとまればヒトリシズカではないな。
林道が終わり山道に入ると、微かな踏み跡にピンクや黄色のテープが我々を導いてくれた。
たまに道型は消えることもあるが、構わず行くとまた踏み跡が有って安心する。
また踏み跡が不明になったので右岸に登り上げると峠道らしい踏み跡が有った。
右岸の道を行くと切通が有って、先人の苦労が偲ばれる思いがした。
クルマバソウがきれい。
地形図だけでは、この先どこの沢を詰めれば良いのか良く分からなかったが、この小さな道標に助けられて、正規の道に入ることが出来た。
可なりの斜面だが、道はジグザグに付いており、歩き易い。
尖った岩が有った。他のホームページにはこれが千貫松岩となっていた。

新緑の下を行く。
緑の風が吹く。
すると、峠より二つ手前のカーブにこの様な立派なお地蔵様がおわした。
繊細に彫られた御顔が素晴らしい。
右手に金剛杵、左手に数珠を持って道行く人の無事を祈っていてくれるのだろう。
大きさはこのくらい。
更に行くと千貫峠に到着。
その峠の高台にはこの様なお茶目な石仏が有った。
更にその奥には石祠もあり此処が千貫峠だと言う事がわかる。
ワダソウかと思ったらワチガイソウだった。
峠から急登を登り上げると三等三角点の高岩に到着。
地形図を見ると50m程の崖がある様だが、山頂からは窺い知る事は出来ない。
丁度ガスが巻いてきた。
無風なので少し早いランチタイム。
山頂標識が無かったので、テープに山名を書いて記録用の写真を撮った。
下山開始。
踏み跡が無いので、しっかりコンパスで方向を確認しながら降る。
ガスに浮かぶオオカメノキ、幻想的だった。
峠から降り始めると巨大な岩の塊。
地形図には載っていない崖。
林道脇に沢山咲いていたヤマブキ
下山は1時間半と、あっという間に降ってしまった。

今回の山行は素敵な石仏に巡り合えて、とても嬉しかった。
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