池の平山(北アルプス裏剱)
期 日 2017年8月12日〜14日(土〜月)
参加者 椛澤単独
タイム 12日;自宅2:45=立山駅7:30〜8:00=美女平8:25=室堂9:10−雷鳥沢10:10−剱御前小舎12:40−剣山荘13:45(泊)
13日;剣山荘5:40−剱沢雪渓、長次郎谷出合6:45−二股8:20−仙人峠10:25−池の平小屋10:50−池の平山12:50−
池の平小屋14:20泊
14日;池の平小屋5:55−仙人峠6:20ー二俣7:30−長次郎谷出合9:20−剱沢小屋11:15−剱御前小舎12:05−雷鳥沢13:05
−室堂13:50−立山駅15:35=自宅22:10
12日(初日) 今朝は自宅からここ立山駅駐車場まで雨が降っていた。 しかし、駐車場は満車の盛況。 雨の降りが強いので、傘をさして駅に向かった。(折り畳みではなく普通のビニール傘) |
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お決まりのケーブルカーで美女平へ。 | |
美女平から高原バスで室堂へ。 | |
室堂着。 相変わらず人波でごった返していた。 |
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ターミナルでは雨が止んで居て欲しい、と言う儚い希望も消え失せて強い降りだった。 でもここで役に立ったのが傘、勿論合羽は着たがザックの背中が濡れるのが嫌なので傘を差した。 雷鳥沢キャンプ場は雨にも関わらずテントの花が咲いていた。 |
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剱御前に向けて登っていると雷鳥が現れた。 さすが雷鳥沢! |
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登り上げた剱御前小舎前には雨にしょぼくれた登山者がいっぱい。 | |
私は剣山荘に向かう。 するといきなり急斜面の雪渓だ。 今年は雪が多かったと言うのはアルプスも同じだった。 この後小屋までに5回?位雪渓の横断が有った。 この雪渓を見て私は明日の剱沢雪渓下りが心配になった。 それは6本爪の軽アイゼンしか持ってきていないのだ。 |
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剣山荘到着。 傘のお陰でザックも靴も濡れずに良かった。 この後ずーっと傘をザックに付けて歩いたので、傘のオジサンと言われていた?かは不明。 早めに着いたので気持ちはのんびり。 シャワーが使えると言うので、早速利用した。汗が流れてサッパリとした。 暗くなっても剱岳からずぶ濡れで来る登山者が沢山居たのにびっくり。 北方稜線からの人も居たが剱岳往復の人も居た。 北方稜線では昨日一人滑落死したと言う。 天気が悪くまだ収容できていないそうだ。 |
13日(2日目) 朝目が覚めてぼんやりしていたが、外の天気はどうなのかな?と何の事も無しに表に出てビックリ! 慌てて部屋に戻りカメラを持ってダッシュ! |
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傘が邪魔だったが、もしかして夕立に有った時便利だと思い、持って出た。 | |
小屋の近くから雪渓に直接行けるルートを選択。 しかし、朝露でズボンと靴がびしょ濡れになってしまった。 カメラのレンズにも水滴が・・・・。 |
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雪渓の上に立った。 傾斜は緩く軽アイゼンで走って下れそうな感じで、昨日の心配は取り越し苦労だった。 |
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ドヤ顔 ( ??? ) | |
下って行くと左の谷に入って行く人が沢山いた。 どうやらここが長次郎谷らしい。 |
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雪渓が終わりトラバース道に入ると、久しぶりに見たタテヤマウツボグサ。 山にあるウツボグサと比較して、花の大きさが倍くらいある。 |
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真砂沢ロッジは石の塀に囲まれた要塞の様な佇まい。 | |
一株だけ有ったムラサキヤシオ | |
ハクサンオミナエシ | |
二股の吊橋。 これが有るお陰で道を間違わずに曲がることが出来た。 途中河原を歩くが、ケルンが積まれていて道標となった。 私も何か所か積んできた。 |
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仙人峠への長い登りはとても大変だったがミヤマママコナが道の傍に咲き続けていて気持ちが休まった。 | |
ヤマトシジミ | |
仙人峠へ登り始めて少しで水場に着く。 その後第一ベンチ、そして第二ベンチがあった。 |
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仙人峠 此処にもベンチが有った。 此処からは下り気味に30分で池の平小屋。 |
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予定よりかなり早く着いたので、早速池の平山に向かう。 | |
池の平山への登山道はお花畑。 | |
モミジカラマツ | |
カライトソウ | |
イワイチョウ | |
岩肌のチングルマ | |
トウヤクリンドウ | |
池の平山南峰に到着。 あわよくば北峰にも行きたかったが、観察すると、ハイ松の藪が山頂まで続いていた。 これは余程時間を掛けて藪漕ぎしないと登れないと判断して諦めた。 色々な情報を調べたが、北峰は岩で登れないとなっていたが、岩では無かった。藪だった。 |
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北峰はガスでぼんやりしか見えないが、目の前で有る。 | |
ツガザクラ | |
小屋に戻ると、お湯が沸いているからどうぞ、と言われてびっくり! 素晴らしい!。 いい湯だな〜(*´ω`*) 夕食にとろろ芋が出てご飯に掛けて食べた。 最近は一杯食べればお腹一杯なのにあまりの美味しさに3杯も食べてしまった。(>_<)。。。 |
14日(3日目) 昨日は一つも見えなかった裏剱が今朝は良く見えた。 中間の残雪が大分解けたのでハッキリしないが、この残雪を「モンローの唇」と呼ぶのだそうだ。 |
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その名前を付けたのがモンロー会で、この常滑焼きの看板も作ったのだそうだ。 | |
朝食を食べていると山小屋のご主人が「山がきれいに見えるー!」と皆さんを呼びに来てくれた。 八峰と北峰稜線に朝日が射して輝いていた。 |
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小屋の反対側は赤谷山、猫又山、から毛勝山へ続く稜線 | |
小屋番さんと一緒に登山者の世話をしてくれる人と。 ありがとうございました。 |
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この人が描いた絵を絵ハガキにして販売している。 私も1セット購入した。 |
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とっても優しい小屋番さん。 料理がとても美味しい。 お世話になりました。 |
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曇り空、小屋を後にして下り始めると、雪渓が天まで続いていた。 | |
二股手前の水場。冷たくて美味しい。 秋口に枯れるかは未確認。 |
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二股に戻ってきた。 | |
橋の上から見おろすと轟轟とした流れに足がすくむ。 | |
ハクサンフウロに心を和ませながら歩く。 | |
ドンドン歩いて長次郎分岐まで登ってきた。 冷たい風が吹きおろし、寒いくらい。 |
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雪に冷やされて霧が発生。 間違って違う谷に入り込まない様に、慌ててGPSのスイッチを入れた。 |
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剱御前小舎前から晴れ渡った岩の殿堂剱岳を見る。 | |
雷鳥沢への下り。 時間も読めて余裕が出来たので、お花を楽しむ。 ヨツバシオガマ |
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ハクサンイチゲ | |
ミヤマリンドウ | |
ミヤマキンバイ | |
雷鳥沢キャンプ場から立山を見る。 | |
室堂ターミナル付近に咲くタテヤマリンドウ | |
室堂到着。 バスにはすぐに乗れたが、ケーブルが混んでいて整理券をもらった。 下山後立山吉峰温泉に入り溜まった汗を流した。 |
遠くに双耳峰に見えるのは針の木岳、陽が当たっている峰の左は八ツ峰、右が北方稜線、右端は池の平山。