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室堂ー国見岳ー獅子岳ー鷲岳ー五色ヶ原ー
                鳶山ー越中沢岳ー薬師岳ー太郎平ー折立

期  日 2017年8月20日(日)〜22日(火)
参加者  CL椛澤 中島

タイム;20日 前橋3:50=立山駅7:30=室堂9:30−国見岳10:15一ノ越分岐11:25−獅子岳12:50−ザラ峠13:35−五色ヶ原14:10−
         鷲岳15:00−五色ヶ原山荘15:25
     21日 五色ヶ原山荘5:30−鳶山6:05−越中沢岳7:15−スゴ乗越9:05−スゴ乗越小屋9:45−間山11:05−北薬師岳12:25−
         薬師岳13:20−薬師岳山荘14:05
     22日 薬師岳山荘5:10−太郎平小屋5:55−五光岩ベンチ6:15−三角点ベンチ6:55−折立8:00〜9:40=有峰口10:25〜10:56
         =立山駅11:12=前橋16:45

20日

先週に続いて立山駅に来てしまった。
今まではどう云う訳か腰が重かった五色ヶ原〜薬師岳ルートだったのだ。しかし、私の目標の一つ標高順2000m以上の山を踏破するにはどうしてもここを通る必要があった。
では何故腰が重かったかと言えば夏場は雷の発生が多く、実際に被害に遭った報告が沢山あったからだ。でもその情報はすでに15年以上前のこと、最近の事は分からない。
先週は往復切符だったが今日は片道切符。
見慣れた立山ケーブルに乗車する。
ケーブルカーを下りて高原バスに乗り継ぐ。
室堂到着。平日の為か水飲み場には観光客が居なかった。先週は此処から北上したが今日は南東の国見岳に向かった。
室堂山から稜線を行けば簡単だと思っていた国見山もそう簡単では無かった。ハイ松と岩稜に阻まれ、迂回しながら登った。
山頂標識は無く三角点は草に覆われて隠れていたが、白杭が有ったので見つけるのにはさほど大変ではなく直ぐに見つけることが出来たことはラッキーだった。
室堂山の展望台は生憎ガスがかかり、無ければ雄大な風景が眺められたのだろうが残念。
富山大学立山研究所のある分岐到着。
立山の雄山だけ晴れて展望が利いた。
たまたま右端に写っている黄緑色のTシャツを着た外人さん、この時はなんの意識も無かったが、この後たまたま同じルートを歩くこととなった。
龍王岳に登っている人は居たが、我々は登った事があるのでパスして五色ヶ原へ向かった。
鬼岳の南斜面は残雪が多く、前回五色ヶ原に来た時驚いた記憶がある。
今日は事前に山小屋に問い合わせて居たので、心配は無かった。さすがにこの時期になるとかなりの部分は解けて少しだけ雪渓をトラバースするだけ。
獅子岳からザラ峠までの急下降は岩場や梯子などが有って気を抜けない。
下りきったザラ峠でドヤ顔の私(>_<)。
ザラ峠から五色ヶ原へは登りになる。
木道が現れたのでもうすぐ小屋かと喜んだが、この後更に一段の登りが待ち構えていてがっかり。
でも計画書の予定時間より早く到着したので、明日の予定だった鷲岳に登ることにした。
雪田とハイ松に阻まれたが、何とか潜り抜け鷲岳山頂に立つことが出来た。
五色ヶ原に立つ山荘はかっこいい存在。
夕ご飯は山歩きの楽しみの一つ。
夕食後テラスで風景を眺めていると、たまたま山小屋に泊まり木道の工事をしていた東南アジア系の人が、何やら騒いでいた。そして私に熊が居ますと教えてくれた。先ほど登ってきた鷲岳のすそ野に二頭の月の輪熊が夕食の時間だったようが。
600mmの望遠レンズでも点にしか映らなかったが、画像を拡大して何とか判別出来た。
上の熊から100mほど離れたところに居た二頭目。
何やら無心に食べている。

21日

五色ヶ原の夜明け
赤牛岳(右)から左に槍ヶ岳の頭が見える、更に烏帽子から船窪岳への稜線
鳶山は薬師岳への縦走路上にある。
鳶岳から後方の眺め
左端の鋭鋒は剱岳、右に龍王岳、雄山、獅子岳と眼下に五色ヶ原山荘。
これから向かう越中沢岳を中心に左が赤牛岳、右は薬師岳、まだまだ遠い。
越中沢岳が少しづつ近づいてきた。
越中沢岳手前では木道が設置されていた。
越中沢岳山頂
薬師岳は一番左のピーク。
今日泊まる予定のスゴ乗越小屋が赤い点で見えた。
今回縦走路で一番低いスゴ乗越。
遠くに見えたスゴ乗越小屋到着。
黄緑色のTシャツを着た外人さんが休んでいた。

まだ時間は10時前だった。
これでは、ここに泊まるには早すぎるので、小屋番さんにごめんなさいと謝って宿泊をキャンセルさせて頂き、薬師岳山荘まで行くことにした。小屋番さんすみませんでした。
もう散りかけていたタテヤマウツボグサの白花発見!
間山(まやま)は縦走路から20m程西側に逸れたところあった。
間山を過ぎる頃ガスが立ち込めてきた。
その先は二重稜線となっていてその間の窪みに縦走路は有った。
雷鳥が二羽姿を見せた。
北薬師岳への登りは息が切れた。岩稜帯は歩きずらく危険。
北薬師岳山頂
北薬師岳と薬師岳間は更に険悪な岩稜帯が続く。
左下には金作谷カールが見える
薬師岳到着。
山頂のお社の中には沢山の石像が祀られていたが、その中心には薬師如来立像が黄金の輝きを放っていた。
ここで同行と二人でツーショット。
薬師小屋には余裕で到着。
今日は泊まる人が多いようだ。
小屋から薬師岳が見えるが、後ろに大きく見える山の左肩に小さく見えるのが山頂。
我々は二階の大部屋
1人布団一枚で、布団は清潔だった。
ケチャップで「やくし」と書いてあるところが嬉しい。
薬師岳山荘からの夕焼け
22日
今日は折立に下るだけ、しかしバスに乗り遅れると次は3時間後になる。
折立まで標準コースタイムは4時間50分、逆算すると遅くても4:00には出発しないと間に合わないが、朝食が5:00なので食べてからの出発。
先日までの歩きから判断すれば十分間に合うはず。
太郎平小屋まで標準コースタイム1時間40分のところ、1時間短縮して40分で到着した。
この分では十分に間に合う計算が立ってよかった。
五光岩ベンチ
名前の由来が分からないが、後光から来ているのかな?
三角点ベンチ。
太郎坂を下りきると赤い自動販売機が一番に目に入った。
嬉しー( ??? ) コーラが飲めるー\(^o^)/。
頑張ったおかげで十分時間に余裕の8:00下山だった。
すると外人さんも下ってきた。アメリカ人で岐阜で英語の教師補をしているそうだ。
ハイキングコースだと思って山に入ったが、これは登山ですねーと言っていた。
初めて来たらしい。それもテントを担いで。
9:40、定刻に出発。
有峰口到着。
物凄いレトロな駅舎でよかった。
無人駅だった。
駅舎に上に「小?驛」と書かれていたので昔は別の駅名だったのかな?。
急行も通る駅にはとても思えない良い感じ。
富山駅行と立山行、我々は立山駅に向かう。
終点立山駅から降りると直ぐ駐車場で愛車に乗車。
先週もお世話になった吉峰温泉に今日も入って三日間の汗を流しサッパリして帰途に就いた。
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