戻る

                 大蛇倉山(西上州)

期  日 2018年5月20日(日)
参加者 CL椛澤 新井 梶原 金澤 桑子 舩津 益子 松崎
タイム  御巣鷹の尾根登山口6:50-昇魂之碑7:30ー県境稜線8:40-大蛇倉山9:15~10:30-分岐11:05-昇魂之碑12:20-御巣鷹の尾根登山口12:50

今から33年前、羽田発大阪行、日本航空123便(JA8119号機)が乗員乗客524名を乗せ、1985年8月12日18:56、ここに墜落した。乗客505名乗員15名死亡、乗客4名のみ奇跡的に助かった。

これから登る大蛇倉山は、この事故現場を慰霊するための設備や道路が整備された所を通って行く。
身を引き締めて、犠牲者の冥福を祈りつつ静かに登る決意を新たにする私だった。
御巣鷹の尾根駐車場から直ぐに慰霊の道は始まった。そこには略図と、皆様が寄付したと思われる杖が沢山あった。
歩き始めるとラショウモンカズラが朝日に優しく輝いていた。
更に行くとシャクナゲの花が咲いていた。
そこかしこに慰霊の花束が置かれているのは、そこでご遺体が発見された事に寄るのだろうか?。
可なり広範囲に渡って居る事が、改めて事故の悲惨さを物語るようで、悲しい。
シャクナゲの色合いは、神様が犠牲者にお花を上げたかのように美しかった。
慰霊の塔では、メンバーの人達全員でお線香を手向けて冥福を祈った。
ここでメンバーの人達は、リーダーが何も言わないのに、お線香を用意してきてくれた事に私はとても嬉しく、その優しさを改めて知ったのだった。
慰霊の塔からは尾根上を歩く。
珍しいチチブドウダンが咲いていた。
馬酔木の生い茂る中をかき分けて進む。
すると、これからが凄かった。
シャクナゲのオンパレードが始まった。
淡いピンク色
色白のシャクナゲ
縁が紅く可愛らしい。
魅了される色合い。
優しく誘う。
白も薄くピンクが入って居るかも。
登山道の傍らに咲き誇る。
思わず振り返る。
急登の連続で疲れそうだが、シャクナゲに励まされて皆さん元気に登り、県境稜線に到着。
稜線上は踏み跡がしっかり付いていて歩き易い。
でも倒木帯は迂回を余儀なくされた。
カラマツ林の急登
空の青さに新緑が映え、清々しい気分になった。
大蛇倉山到着。
山頂から西に少し行った所に岩峰が有り、見事な展望が開ける。
県境稜線が見渡せて、感慨深かった。何しろここの辺りは藪漕ぎで難渋したところなのだった。
何時もより長い時間をとって少し早い昼食タイム。
パもラマ写真はこの最後に有ります。
セントウソウは見逃すほど小さい。
帰りにも写真を撮る手が休まらない。
見おろすカラマツ林。
馬酔木の尾根に戻ってきた。
昇魂の碑の前にはここを管理していると言う黒沢さんが居た。
飛行機の機長だと言う方も居て黒沢さんとは顔なじみに成る程ここに訪れているらしい。
ミヤマエンレイソウ
無事駐車場に到着した。

大蛇倉山からの展望。赤い線は県境稜線

inserted by FC2 system