白馬岳

期  日 2019年7月20.21日(土.日)
参加者 CL椛澤 新井恵 遠藤 萩原 押山 関口
タイム
 20日;  猿倉7:25-白馬尻8:45-岩室跡12:25-白馬山荘14:20
 21日; 白馬山荘6:00-白馬岳6:30-白馬山荘7:00-岩室跡8:20-白馬尻10:45~11:25-猿倉12:40

   白馬岳山頂からのパノラマ写真です。右にスクロールして見て下さい。



20日

猿倉登山口の大駐車場に車はまばら、このところの梅雨空が続いては、流石の山男山女も計画変更を
したのだろうか?
猿倉荘には登山相談所が設置され、常駐担当者がいた。
雪渓などの情報を尋ねたが、特に問題個所も無く歩けそうで良かった。
猿倉荘から20分ほど歩くと開けた場所に出た。
遠くの山が見えたが、その上に聳えるであろう、白馬連峰は完全に雲の中だった。
手作りっぽい橋で川を渡る。
すると久しぶりに出会えた
ショウキラン
顔がオランウータンに見える、とは言っても私はオランウータンを見たことは無いのだが。
ミヤマカラマツ
タニウツギ
ミヤマキンポウゲ
白馬尻に到着。
キヌガサソウの群落
まだ咲きたてと見えて花弁が瑞々しい。
白馬尻の所からは雪渓が見えない。
46年位前にここを訪れた時は、ここの辺りまで大雪渓があり、スキーヤーが合宿していたことを思い出すと、様変わりである。
白馬尻小屋入り口には郵便ポストが有る。
郵便配達の人がここ迄歩いて来るのは大変だろうなー。
白馬尻から少し歩くと大雪渓の端末に着いた。
ここで軽アイゼンを着けた。
駐車場の車の少なさにしては登山者が多かった。
団体のようで、マイクロバスに乗ってきたようだった。
最初の急登を登りきると大雪渓の絶景が広がった。
相変わらず上の方は雲の中。
固有種;シロウマタンポポ
テガタチドリ
イワヒバリ
葱平の地名は今でも有るのだろうが、その標識は無い。
登山道は雨の為と思われる土砂の流失で、石だらけのとても歩きづらい道になってしまっていた。
平らな所のない葱平を過ぎると小雪渓の横断がある。
アイゼンを装着!と警告が有った。
これが小雪渓横断ヶ所。
滑落しない様に雪渓に道が付けられていたので怖さは感じなかったが、アイゼンを着けて歩くのが無難と感じた。
避難小屋が建っていた。
シナノキンバイ
天気が良くなりかけて杓子岳方面に青空が見えてきた。
ミヤマクワガタ
ミヤマシオガマ
白馬岳頂上宿舎を通過。
稜線を行くと今夜お世話になる白馬山荘が見えてきた。
左方に白馬岳頂上も見えた。
小屋に着くと先ず受付がある建物。内に入ると暖かかった。
こちらからでは小さな建物に見えるが、奥が長く我々はこちらに泊まった。
8人部屋に6人でゆっくりできた。
受付の右側には喫茶&売店あり。
暖かく美味しいコーヒーを飲む至福の時間。
ガスも晴れ、遠くの景色が見えたので記念写真。
後方の山は剱岳
夕食は5時から、とても美味しく頂けた。
就寝には早いので小屋の周囲を散策
イワベンケイ
小屋の裏はお花畑
白馬三山の杓子岳(手前)と白馬鑓ヶ岳
オヤマノエンドウ
ハクサンイチゲの隣に気になる植物を発見。
ツクモグサの咲いた後のようだ。
シロウマオウギ
21日

今日は4時36分に陽が昇ると言うので、皆で早起きした。
しかし、ガスっていたので、朝食後に登ることにした。
でも、気になるので一人で山頂を目指した。
天空には厚い雲に覆われていたが、地平線の向こうは僅かに開けて赤く染まりかけていた。
一等三角点
南東の方角には八ヶ岳連峰が小さく見え、その右肩に富士山がクッキリと見えた。
段々太陽が昇った様だがお日様は見えず、それが返って神々しくもあった。
皆さん御来光を見ていた。
山頂で御来光を拝む登山者。
一旦小屋に戻って朝食を頂き皆さんで再度山頂に登った。
途中に咲くミヤマムラサキ
ツクモグサのお花がまだ咲き残っていた。
登山者の居なくなった山頂。
ウルップソウは沢山咲いていた。
立山連峰(左側)と剱岳
タカネヤハズハハコ
ミヤマツメクサ
ミヤマダイコンソウ
ウルップソウ
イワベンケイ
シコタンソウ
ハクサンフウロ
ミヤマオダマキ
ハクサンイチゲ
ミツバオウレン
イワベンケイ
ハクサンイチゲ
シナノキンンバイ
ミヤマクワガタ
テガタチドリ
ミヤマキンバイ
シナノキンバイ
オタカラコウ
花と蝶
オオヒョウタンボク
オオバキスミレ
オガラバナ(ホザキカエデ)
ミヤマカラマツ
キヌガサソウ
エンレイソウ
ヤグルマソウ
オオレイジンソウ
オニシモツケ
ハナニガナ
ヨツバヒヨドリ
エゾアジサイ
大雪渓の下りは楽だった。
駐車場は満車状態の賑わいだった。
最近は日帰り登山者も多いようだ。

この後帰り際「八方温泉」の登り旗がひらめいていたので、温泉に入った。PH11のアルカリ泉、疲れが取れそうな良い温泉だった。¥600
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