槍ヶ岳(北アルプス)

期  日  2019年7月27日~29日(土~月)
参加者  CL椛澤 SL萩原 遠藤 佐野操 関口 

タイム   27日 鍋平登山者用P7:30-新穂高温泉8:00-8:30-白出沢出合10:30-滝谷避難小屋12:30-槍平小屋13:40
       28日 槍平小屋6:50-千丈分岐9:00-千丈乗越9:40-槍ヶ岳山荘12:50-槍ヶ岳山頂12:15-槍ヶ岳山荘12:50-大喰岳13:40
          -中岳14:40-天狗原分岐15:40-南岳16:00-南岳小屋16:10
       29日 南岳小屋6:15-天狗原分岐6:45-天狗原8:00-槍沢天狗原分岐9:00-槍沢ロッヂ11:00~11:50-横尾13:20-
          徳沢14:45-明神15:45-河童橋16:35-タクシー乗り場17:00=タクシー=鍋平登山者駐車場

 

27日
新穂高温泉、鍋平登山者用駐車場は登山口からは少し遠いが、無料の上沢山停められるので、登山者としては有難い。
4日ほど前に急に湧いて出た熱帯低気圧が昨日台風になり、その進路を我々登山者パーティーを直撃するように定めたようである。
とは言っても関東地方を通過する可能性も高いので、飛騨山脈への影響は弱いだろうと判断して出発!。
新穂高に来てみると御覧の様な青空が広がっていた。
登山者駐車場は段々畑の様に下から上の方に向かって幾段もの駐車スペースがあり、我々は上から二段目のスペースに入り込むことが出来た。
そこから車道へはショートカットの歩道は付けられていた。
出てきたところにこのような案内板が有った。
車道を直進すれば「しらかば平」のロープウエイ乗り場へ行くが、途中にやはり案内が有って山道を下るように道は出来ていた。登山者様なので、一般観光者は悪路なので通らない方が良いだろう。
その道を下って出たところはこの総合案内所が有るところ。
トイレを済ませて、登山届を提出して、いざ出発!
すでに観光ロープウエイは稼働していた。
右俣林道と呼ばれる林道入り口には鉄製のクサリがかかっているので、車両は入ることは出来ない。
穂高平小屋のおばちゃんに挨拶して更に行くと白出沢の出合。
以前に来た時はここに冷たい水が,水道ホースから惜しみなく噴き出していたので、それを飲むのが楽しみだったが、来てみるとそのホースから水は一滴も流れだしてはいなかった。残念。
センジュガンピが登山道の左右を明るく照らすように沢山咲いていた。
初めてお目にかかる植物
オニノヤガラ
タケシマラン
ヒカリゴケ
滝谷避難小屋
今夜は槍平小屋に宿泊。
このような物が掲げられていた。


28日
今日は槍ヶ岳に登ってから南岳小屋へ行くロングルート
早速クルマユリが咲いていた。
千丈乗越への分岐点
ここには救急用品等が入った箱が設置されている。
困ったときには有難い箱になるだろう。
クロユリ
コバイケイソウ
千丈乗越到着。
ミヤマダイコンソウの咲く風下で一休み。
イワツメクサ
チシマギキョウ
ミヤマキンバイ
クモマシミレ
クモマスミレの群落
ミヤマシオガマ
イワヒゲ
ミヤマダイコンソウ
ハクサンイチゲ
イワベンケイ
ミヤマダイコンソウ
イワウメ
槍ヶ岳山荘到着
早速槍ヶ岳山頂に登ってガッツポーズ
槍ヶ岳を下山して小屋のレストランで温かいラーメンを頂き、直ぐに南岳方面へ向かう。
飛騨乗越到着。
今迄数回この稜線は歩いたが、実際に大喰岳の標識は初めて見た。
大喰岳山頂へ導いてくれた雷鳥様有難う。
タカネヤハズハハコ
クモマグサ
中岳から天狗原分岐迄の間は岩がゴロゴロしたところで、白く塗られたペンキのお蔭で間違いなく歩くことが出来て良かった。
天狗原氷河公園への分岐
アオノツガザクラが一面に咲き競うお花畑
シナノキンバイ
南岳小屋到着。
予定より1時間早着けて良かった。
ここの夕食はとても美味しかった。


29日
昨夜からの雨が止んで今日は大キレット越えの予定だったが、長野県警救助隊の方からのアドバイスを受け入れ、大キレットは断念。
確かに岩が濡れていては危険この上ないので、予定を変更して、天狗原経由で今日中に下山することに決した。
残念ではあるが、向う見ずな行動は憚れるので致し方ないし、実際事故が有ってからでは悔やみきれないのだ。
天狗原へのルートは初めて歩くので楽しみである。
ツガザクラ
昨日確認した天狗原分岐点。
この後直ぐに岩稜帯を下った。
下りでもとても疲れる登山道だった。
ヨツバシオガマ
チングルマ
氷河公園にて。
上高地から槍沢経由で槍ヶ岳に登るルート上にある、天狗平分岐点に到着。
コバイケイソウのお花畑
山猿が沢山居て、朝食の真っ最中。合計頭数は数えなかったが100頭近くは居た様だ。
そのうち、高山植物が食い滅ぼされそうな嫌な予感がする。
バイケイソウ
槍沢ロッヂで休んでいると
オオイチモンジ蝶が私のストックから離れようとしなかった。
仕方なく一緒に山を下ることにしたが、あまり生息地から離れるのもどうかな?と思って15分ほどでクガイソウの花に移してやった。
果たしてそのお花が気に入ったかは聞いていない。
一生懸命歩いて横尾まで来た。
いつ来ても上高地までの道は遠く、軟弱な自分の足にカツを入れながら歩く。
コキンレイカ(別名;ハクサンオミナエシ)
河童橋到着
山はガスの中だった。

この後予約しておいたタクシーに乗って鍋平駐車場へ向かった。
近くに有った「ひがくの湯」に入って三日間の汗を流し、豚カツ定食を頂いて帰途に就いた。
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