火打山・妙高山

期  日 2019年10月26日.27日(土日)
参加者 CL椛澤 他5名
タイム 26日;笹ヶ峰7:00-黒沢橋8:05-十二曲り上8:40-富士見平10:00-高谷池ヒュッテ11:10~11:35-火打山13:15-高谷池ヒュッテ15:15(泊)
      27日;高谷池ヒュッテ6:50-茶臼山7:20-黒沢池ヒュッテ7:50-大倉乗越8:35-長助分岐9:25-妙高山10:40~11:20-長助分岐12:20ー
         大倉乗越13:25-黒沢池ヒュッテ13:50~14:00-富士見平14:55-十二曲り上16:00-黒沢橋16:40-笹ヶ峰17:30


26日
10月になってからの登山予定はことごとく雨で中止となった。荒沢岳、蝶ヶ岳、常念岳、浅間山等
今日、明日の予定も天気予報では曇り一時雨となっていた。

車を走らせ火打山登山口のある笹ヶ峰へ向かうと、周囲の森は紅葉が明るく道を照らしていた。
大駐車場で準備を整え、登山口お馴染みのゲートを通過する。その前に「妙高山・火打山保全協力金」一人500円を支払う。
するとこのようなプレートを戴ける。
縦1.5cm横6cm
歩き始めると今が盛りの紅葉に出会えた。
木道の上にもモミジが散り敷いていて、とっても良い雰囲気。
オオカメノキの花芽が可愛らしい。
黒沢に架かる黒沢橋を渡る。
木道が無くなると石だらけで歩きずらくなった。
十二曲り到着
途中、笹ヶ峰から火打山山頂まで、1km毎にこの様な指導標が有るので励みになる。
登山道は毎年雨で表土が流され、石だけ残るので歩きずらくなる。それは又疲労にも繋がる。
体力も落ちてきているのでこの富士見平へやっとの思いで到着。

この分岐を高谷池方向へ少し進む。
露岩のある場所で振り返ると富士山が見えた。
更に行くと火打山と焼山(左奥)が見渡せた。
もうすっかり紅葉は終わっていた。
高谷池ヒュッテ到着。
写真では分かりにくいが同じ形の屋根が奥へと伸びていて増築されていた。
来年からは宿泊者の定員が増えるようだ。

寝る場所を確保してから、火打山に向かう。
高谷池の傍らに佇むヒュッテ。
雷鳥平へ登り上げる途中からの展望。
明日登る予定の妙高山が見えた。
記念写真
山頂を後にしてさっさと降る。
天狗の庭の池に映る逆さ火打。
27日
昨夜は星の瞬きを見て寝た。
今朝窓から外を見たら火打山は未明の空に見えたので喜んでいたが、朝食を済ませて表に出ると、周囲はすっかり雨雲に覆われていた。
小屋から少し火打山方向へ進んで、この指導標を確認し黒沢池方面に向かった。
やはり登山道は石がゴロゴロしていて歩きずらかった。
茶臼山にはこの様な立派な標識が立っていた。
6段の梯子を通過する。
ガスの巻いた風景は幽玄で美しい。
眼下に黒沢池が見えてきた。
20年前の10月、この小屋で泊まった記憶は、今でも鮮明に覚えている。
強烈な山小屋の話し。
その日は宿泊者で大変混雑していた。一人横になるスペースも無かった。小屋の主の指示で皆さん体育館すわり、床に腰をおろし膝を曲げ、両手で膝を抱える姿。二人一組となって背中合わせに座る。
これで寝れるの?
以上。
小屋は1週間前に閉めたのでだれも居なかったが、荷物を少し置いておき、妙高山に向かった。
事前情報で、大倉乗越の先は登山道が崩れていて通過出来ない!との事。
でも、通っている人もいる、とも書かれていたので、我々は行ける所まで行って、危険だったら引き返す条件で前に進んだ。
乗越の先、眼下には長助の池が丁度陽に当たっていた。
最初にトラバースの箇所が有ったが、難なく通過。
次に現れたのがここ。
灌木やササが有ったので、それに摑まりながら通過した。
無事通過出来て良かった。
空は青空、心も青空のように澄み渡った。
山肌に映えるダケカンバ。
ゴロゴロ岩の通過。
大倉乗越から一旦は長助池分岐迄降る。
沢状の、まるで川の様に石が有る所を登って、振り返ると火打山が見えた。
山頂直下にしめ縄が張られて神様が祀ってあった。
その祠の上に山頂は有った。これは北峰で、本峰が先にある。
この様なプレートが日本岩に埋め込まれていた。
妙高大神まで400mと有ったが実際には150m位だった。
ここが妙高山の最高地点2454m
山頂で記念写真
将軍地蔵とは初めてお目にかかる。
世界平和、五穀豊穣の神として祭って居る様だ。
帰り道、危険個所の通過。
黒沢池ヒュッテに戻ってデポした荷物を回収
ここに小屋の工事している人が3人、物置を壊して新しく建てるらしかった。
黒沢池
富士見平、十二曲り、黒沢橋を下り、丸木橋を慎重に渡る。
笹ヶ峰に到着したときに夜の帳が下りた。

2日間山の中に居たので下界の様子は分からなかったが、あちこちで大雨に見舞われ大変だったらしい。
山遊びをしているような状態では無かったのだ。
被害に遇われた方々にお見舞いを申し上げると共に、亡くなられた方々にお悔やみを申し仕上げます。
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