期 日 2020年5月31日(日)
参加者 CL椛澤 SL中島 他4名
タイム 鳥獣観察舎7:35-乗越峠8:25-熊野平8:45-日ヶ窪峠11:00ー塔ノ峰11:50~12:30-1528m13:05-熊ノ平14:00-乗越峠14:40-鳥獣観察舎15:05
(1/25000地形図「中禅寺湖・足尾」 赤い線はGPSに依る軌跡)
今日歩く予定の古道? 何か謂れが有りそうで、若しかすると遺物が有るのでは?とかの私の勝手な思い込みで、計画したのだったが、他の人のHPを見ると日ヶ窪峠の先の方で「新道と別れる」と有るのが不思議だった。 帰宅してweb をチェックしてみたら、何と「舟石新道」言うれっきとした名前が付いていたのだった。 どうやら昭和25年頃に地元の有志により、舟石峠と庚申山荘を結ぶ登山道として開かれたようだった。しかし銀山平~一の鳥居間に車道が開通したために、舟石新道を利用する人は居なくなり、廃道化してしまったようだ。 そんな訳で、古道では無いことを後で知った。 正しくあとの祭り。 |
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取り敢えず鳥獣観察舎前から山に入ると、写真の様な道形が現れ、奥に続いていた。 これを古道と思い違いをしたのが、苦労の始まりであった。 |
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道痕は直ぐに無くなり斜面をトラバースしたり、アキレス腱が伸び切る様な斜面を登ったりして道を探した。 | |
すると地図で見る所の、鳥獣観察舎の文字の察の字の上の場所で、岩峰の尾根に出た。 尾根を北上すると四角い印のある新道に合流。 やっと、登山道に出られてほっとした。 でも、まだ歩いた距離はほんの少しだけだった。 |
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登山道は歩き易い。 たまに登山道は崩落している箇所があり、四肢を使って乗り切った。 |
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ここは乗越峠 | |
あれれ?熊さんの落とし物みたい。 | |
更に行く。 | |
熊ノ平に到着。 | |
熊ノ平からも道を見失った。 構わず行くと目印は有ったが、道は消え失せていた。 |
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1231mピークへ着く間も急斜面のトラバースと急登で、体力の消耗が激しかった。 | |
登山道はたまに有るだけで、見失うことの方が多かった。 ここはカラマツの植林で美しい。 |
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日ヶ窪峠に到着して、三角点1456.0mを確認に行ってきた。 時間もかかり、疲れてきたので、この日ヶ窪峠から尾根を登り塔ノ峰を目指すことに予定を変更した。 当初の予定は塔ノ峰の西にある1662mピークから派生している尾根に取付こうとしたのだが、つい楽なルートを選択してしまったのだ。 |
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でもこのルートを選択したおかげでシロヤシオの群落地を通れて良かった。 お花は外れ年なのか?まばらに咲くだけだった。 |
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歩き易く気持ちよいルート。 | |
根っ子がまるで私の手の甲のよう、血管のように思える光景。 これはここが風が強いことを現しているのかな。 |
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時折見事に花を付けたシロヤシオの樹が有った。 | |
段々標高が上がってきて木々の芽吹きが始まったばかり。 | |
更に登ると白樺の樹は芽吹き間近だった。 | |
塔ノ峰山頂到着。 この峰には三角点は無い。 これは山と書かれた石標 |
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広々とした山頂。 庚申山(左)と尖った皇海山が印象的。 |
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記念写真の時だけはソーシャルディスタンスを取れません。 | |
記念の山頂標識。 展望を楽しみながらの昼食を採って、下山開始。 下山は稜線上の1528mから熊ノ平へ下る。 |
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山ツツジが美しい。 | |
サラサドウダン | |
行きは4時間25分、帰りは2時間35分だった。 | |
来るときは銀山平からで、帰りは舟石峠を越えて足尾町赤倉へ降って帰った。 どっちも代り映えしない道だった。 |