国師ヶ岳

期  日 2020年9月13日(土)
参加者 CL椛澤 他5名
タイム 大弛峠9:40-国師ヶ岳10:40-北奥千丈岳11:05-前国師岳11:30-大弛峠12:20

国師は、高僧に対して皇帝朝廷)から贈られる諡号の1つであり、特に皇帝の師への尊称である。

夢窓(疎石)国師は鎌倉時代末から南北朝時代、室町時代にかけて臨済宗の禅僧。
禅庭・枯山水の完成者として世界史上最高の作庭家の一人。
世界遺産に登録されている京都の天竜寺庭園と西芳寺庭園は夢窓国師作で、世界遺産に登録されている。
武田信玄菩提寺でもある恵林寺の庭園も夢窓国師の作。

大弛峠への道中はまずまずの天気で有ったが、峠に到着すると霧雨が降りだした。
駐車場は80%程の駐車で有ったが、その殆どは金峰山へ向かう登山者用に思われた。

我々は国師ヶ岳方面につま先を向けた。
気温は17度、歩くのには丁度良いが霧雨で濡れるのも嫌なので一応カッパを着た。
大垂水小屋はヒッソリと静まり返っている。
小屋を過ぎると階段が始まる。
好天で有れば観光客も来るであろう登山道はその道幅が広く取られていた。
何かに見られている!と感じたらシラビソの節目であった。
先週、北八ヶ岳を歩いて、苔を楽しんだが今日もまた苔の美しさに心を和ませながら歩く。
階段や木道が終わると、急坂も終わり、山頂が近くなった。
前国師岳を過ぎ、北奥千丈岳分岐を見送り国師ヶ岳山頂到着。
一等三角点のどっしりとした佇まいが嬉しい。
戻って北奥千丈岳に到着。
相変わらずホワイトバックの有様。
帰りは夢の庭園を回って下山する。
晴れていれば、「夢窓国師」が枯れ山水を作った様な風景を見る事が出来るのに、まっこと残念である。
でも、足元を見れば苔の小宇宙が広がっていた。
キノコは雨が似合う。
駐車場に帰着してから昼食を採り、牧丘の道の駅に立ち寄って帰途に就いた。
今度訪れる時は天気の良い時にしようと心に思う私だった。
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