南真砂

期  日 2021年9月4.5日(土日)
参加者  単独行
タイム   4日
       高瀬ダム6:30ー登山口7:05ー6番9:00ー烏帽子小屋11:20~11:35ー三ツ岳13:20ー野口五郎小屋14:55
      5日
       野口五郎小屋5:15ー真砂岳6:05ー湯股温泉分岐6:10ー南真砂岳7:10~7:20ー湯股温泉分岐8:40ー野口五郎小屋9:40ー
       烏帽子小屋12:55~13:05ー6番14:20ー登山口16:00ー高瀬ダム16:40

9月4日

早朝に自宅を出て、高瀬ダムに着いたのは6:30。途中で国道19号線が災害復旧工事で一時間もの迂回ルートを通った為。
七倉山荘前にはタクシーが待っていたので、高瀬ダムまで乗せて頂いた。
タクシーが居なかったら歩く覚悟だったので、時間短縮できて良かった。

雨が降っていたので最初からカッパを着こんだ。
トンネルを抜け不動沢に架かる長い吊橋を渡る。
濁沢はその名の通り濁っていた。危なっかしい丸木橋を渡る。
ここでようやく裏銀座縦走ルートの登山口となる。
ここは12番で烏帽子小屋が0番
6番で一休みした。
時折土砂降りの雨の中をひたすら登る。
北アルプス三大急登と言われるだけあってやっとの思いで烏帽子小屋に着いた。
登っているときは暑くてカッパの中まで汗でずぶ濡れ、登り上げた途端に風が吹き、急激に身体が冷えた。
そこで熱々のカップラーメンを注文、美味しかった~。
小屋を出て三ツ岳方面に登り、振り返ると烏帽子岳の向こうに針ノ木岳や蓮華岳方面が見渡せた。
因みに私が進む方向はガスが立ち込めて、山の展望は無い。
何度か通った裏銀座ルート、しかし三ツ岳に登った記憶が無いので、一応山頂を踏むことにした。地形図では三角点が有る様だったが、実際に来てみると山頂は巨岩が重なっていて、三角点標石は無かった。
踏んだ証にオリジナル山頂プレートを設置した。
三ッ岳を通ったGPSの軌跡を赤い線で示す。
野口五郎小屋へは3時前に到着。
厚い雲が立ち込めて夕方の様だった。
北アルプスの他の山小屋が料金を改定しているが、此処は夕食付で9.000円とお得だった。

食事後、宿泊者四人と小屋の三人で楽しく団らん、おかみさんの手料理が美味しかった。
同宿のカップルは私と同じ群馬県人だった。もう一人ソロの女性は神奈川県だと言う。
部屋に入って明日の準備をしようとしたとき、ひざ元で何かが動く気配を感じた!。
あれー!!ヤマネだー。
それを聞いた宿泊者と小屋の人が来た。
ヤマネはあちこちをチョコチョコと動き回って、皆さん大騒ぎ。
何とか写真を撮ることができて嬉しい。

早速小屋番さんに「ヤマネの見える小屋」として売り出しましょうよー\(^o^)/」と誰かが言った。
餌付けすれば慣れるかもねー。
9月5日

今日は朝から良い天気 v(*´ω`*)
未だ陽の登らない時間。
先ずは野口五郎岳到着。
東の空に雲が有る為朝日が射さない。
真砂岳到着。
直ぐに下って湯股温泉への分岐到着。
稜線の向こうに南真砂岳の頭が少し見える。
案外近いな?と思ったのは思い違いだった。
真砂岳の横腹をトラバースした所までは気持ちよく歩けたが、稜線に入ると登山道はハイ松等に覆われて、昨夜来の雨と朝露が沢山付いていて、たちまち私のズボンと靴、靴の中までびしょ濡れにおなってしまった。
シッカリ踏み跡のあるトラバース道も有る。
しかし、滑ったらあの世行きの危険なトラバースもあった。
杖で朝露を払うが、切りがない。時間もかかった。
南真砂岳の手前に湯股温泉方面への指導標が有ったが、南真砂岳のへの看板は無かった。
念願の南真砂岳到着。
なぜ念願?かと言うと、これで日本百高山が達成されたわけなのです。
皆様に感謝と御礼を申し上げます。
山頂から見た真砂岳(左)と野口五郎岳(右奥)
槍ヶ岳は雲の中、手前の硫黄尾根が間近に見えた。
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。)
  ルートは尾根上に見えるが、丁度真砂岳と書かれた文字の真下辺りが尾根から外れてトラバース道となる。 
振り返り南真砂岳を見る。
すると硫黄尾根の向こうに槍ヶ岳が姿を現わした。
硫黄尾根の一番左側の丸いピークが硫黄岳、2度挑戦したが登頂を果たせなかった、無念の山である。70才を過ぎてはもう挑戦する元気も失ってしまった。
帰り道で見付けた恐そうな岩。
今日はこれが二羽目のアサギマダラ。
ピントがズレて、点にしか見えない。
秋に成り渡りの出発だったのでしょうか?
最長台湾まで2500kmを渡った報告が有るようです。
水晶岳の稜線
野口五郎小屋に帰着。
荷物を預かって頂いたお礼をして小屋を後にした。
小屋番さんは今月23日をもって小屋を閉めると言っていた。
もう秋を通り越して冬に成るのかな。
誰が積んだか重い石。
ウラシマツツジの紅葉
烏帽子小屋で一休み。
ブナ立て尾根の中間点でも一休み。
登山口に立っている注意書き。
説得力が有るなー(>_<)。
ちっちゃな丸木橋を渡り。
危なっかしい丸木橋も渡る。
濁沢の水はまだ濁っていた。
不動沢の吊橋。
渡り切ったらトンネルをくぐる。
トンネルを抜けると高瀬ダム。
遠くにタクシーが待っていた。
無事に七倉山荘前到着。
久し振りに山荘の温泉に入ってから帰途に就いた。
帰りは高速もゆっくり走って10:30帰宅した。
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