県境踏破シリーズ9 碓氷峠〜八風山

期日   200634日(土)

参加者  CL椛澤、田中、中島、内田、中野忠、SL福田、

     柿沼、星野修、生方、川島清、藤井、宮内

コース  碓井峠8:15〜矢ケ崎山9:15〜入山峠10:30〜和美

 峠13:30〜黒岩山14:20〜妙義、荒船林道15:10

八風山登山口16:45

 寒風吹きすさぶ碓氷峠に降り立った県境歩き隊隊員12名、私と福田副隊長とで、下山口の破風山登山口へ車を置きに行っている間、暖を求めて風下の陽の当たる所に身をかがめていた。

 プリンスのスキー場もまだ開店前らしくスピーカーの喧しい音は聞こえてこない。深くは無いが積雪のある登山道をまづ矢ケ崎山を目指して一歩を踏み出した。昨夜の冷えがきつかったのか、右に左に純白の霧氷が紺碧の空に輝き枯れ木に花を咲かせている。

 矢ケ崎山直下は雪がクラストしていて危険なので全員アイゼンを装着して登り山頂に立った。長野県側の展望が開け、遠く北アルプスは槍の穂先までも見える良い天気だ。

 地形図では長野県側はなだらかな地形で、群馬県側は急峻な懸崖となって国境を限っている。実際も地形がはっきりしているのでルートは取りやすかった。しかし、地形図に載っているかまど岩は分からずに通り過ぎ、国道18号線の薄いバイパス入山峠へ降った。飛ばして来る車に注意しながら国道を横切り新軽井沢峠へと向かうが、県境を少し外れた三角点1169.1mまでのルートは分かりにくく、しっかりルートファインディングが必要だ。碓井、軽井沢ICから延びている広い道、新軽井沢峠を横断し、切り通しの脇を登り上げる。此処から左に行けば愛宕山だが、今日は寄り道をする時間の余裕はない。右方向の和美峠を目指す。和美峠から黒岩山(1132.4m)への道は薄くは有るが踏み跡があった。黒岩山で早くも午後2時を過ぎたが、道程はまだ半分、兵の隊員では有るがため息も出る。

 右側にレイクタウンの別荘地が見えて直ぐ、妙義荒船林道に立った。此処からは県境と林道が平行しているので、なまくら隊員全員林道を選択した。いやいや、隊員は元気だったがリーダーの私があごを出したのだった。延々と続く林道、歩き過ぎて関節の不調を訴える者も出てきたが、ここは歩くしかないのだ。八風山は県境から外れている為に今回は踏まなかったが、ある人曰く「八風山があるから参加したのにぃー!」のブーイング。

「次回は踏みます」と私はきっぱり言った。       記椛澤

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