県境踏破シリーズ25

粕尾峠ー地蔵岳ー1143m峰ー大萱山ーはらむこう駅

期  日 2007年12月8日(土)
参加者 CL椛澤 他3名

コースタイム
粕尾峠6:45−地蔵岳7:30−1143m峰9:05−1105.5m9:40−1095m10:35〜11:25−大萱山12:25−807m峰13:25ー鉄塔14:05−はらむこう駅14:55

粕尾峠の群馬県側に200mほど入った所が今日の出発点。路肩に車を停めて出発。
今日のルートも全くの未知数なので、時間が読めない。かなりの余裕は有るつもりだが、時間切れ日没にならない事を祈っての出発だった。
まだここは県境では無いが、地蔵岳山頂を目指します。
途中に首欠け地蔵のある鞍部を越えて山頂に着くと小さなお地蔵様がおわしました。
地蔵岳山頂からは鹿沼市、宇都宮市方面に雲海が出ていて見事な眺めだった。
地蔵岳から前地蔵へ向かう登山道はご覧のように下草も無く良く手入れされていて歩き易い。
前地蔵を過ぎた所には境界標石があった。
此処が県境である。来週は此処から南東方面へ歩くのだが、今日は大きく右カーブして西へ向かう。
縦走路からは男体山の雄大な姿が見られた。まだ雪は被っていなかった。
案内標識等は勿論あるはずは無いが、所々に赤テープが付いていて、また写真のような境界杭が頻繁に建っているので安心して歩ける。しかし、この手の杭は必ずしも県境沿いに有るとは限らないので、ピーク毎に地形図にコンパスを当てることは必要だった。
1143mのピークには702の杭が建っていた。
このルートの殆どは、南側が檜の植林で、北側は落葉広葉樹の林。
県境尾根はかならずしもハッキリした尾根上では無く、ピークを少し降ると尾根が見えてくる場合もあるので、方向を見極めながら進んだ。
1105.5m峰には四等三角点が設置されていた。
黒坂石への分岐を見つけながら歩いたが、とうとう見つけられずに過ぎてしまった。
1095mの手前で昼食を採った。
1095mの細長いピークを過ぎた鞍部にあった石祠
その石祠から登り上げて直角に右に曲がり次のピークを左折しようとした所にご覧の石仏があった。
そして登り上げると大萱山だった。三角点に主三角点が並んで設置されていた。
山頂には山頂標識が沢山有ったので、わがプレートの設置は躊躇ったが、折角持参したので付ける事にした。
大萱山からは降りになり、今回の最大の難所と予想され、気を引き締めて下りにかかったが思いの他良い道であった。
この写真のような所は此処だけ〜。
傾斜も緩やか。
みずならの林はとっても感じよいので、一つ記念の写真を撮ってもらった。
予定通り渡良瀬川まで県境を降ることが出来て喜ぶのも束の間。
何と河原からははらむこうの駅まで歩けない状況が待っていた。
電力会社のバリケードが行く手を阻んでいたのだ。

しかしそこは百戦錬磨の面々、何とか切り抜けてしまった。
次に現われたのが線路。こんな所を歩いていて電車が来たら大変、と思いながらも切り抜けて。
車を停めてある原向駅前に無事到着して、今日の予定の行動は完結したのだった。
この後粕尾峠に車を取りに行って、帰りに国民宿舎「サンレイク草木」の温泉に浸かって疲れた筋肉をほぐしてから帰途に付いた。

国土地理院25000分の1地形図「足尾」より

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