県境踏破シリーズ26
地蔵岳ー氷室山ー黒坂石

期  日  2007年12月16日(日)
参加者  CL椛澤他4名

コースタイム 粕尾峠8:30−地蔵岳9:05ー県境9:10−No56杭9:30−No76杭10:30−
         1025.6m峰11:10−氷室山13:10−宝生山13:30−中ノ沢林道下降点14:00
         −林道14:15−山ノ神15:05

先週のシリーズ25と同じ登山口。
足尾と鹿沼を結ぶ粕尾峠の足尾よりの地蔵岳登山口。
先週は全く無かった雪が今日は積もっていた。
道は良く踏まれているので雪があっても分からなくなるような積雪ではなかった。
地蔵岳頂上からは宇都宮方面と思われる遠くの街が見渡せた。
No83の境界杭
「日光社寺」と刻印されていた。
地蔵岳から前地蔵岳を越えて降ったところに目立って立っている。どうやら此処が県境らしい。
この日光社寺の杭はこれからしばらく点々と立っていて、私たちの道案内をしてくれた。
その83杭から東方へ県境は延びているが、地形図でも分かるように、等高線がかなり混み合っていて、立ち木にすがらなければ到底降れない急傾斜だった。
その急傾斜をクリアするとのんびり歩ける雑木林になり境界沿いは下草は刈り払われていて快適に歩けた。
境界杭56、37、17、とピークの杭は有るものの、果たしてこの杭が県境なのかは疑わしいので、その都度コンパスで確認しながらの歩き。
1098m峰に76の杭が有って、矢張り予想通りその境界杭は県境を外れて北東方面へ向かっていた。
1098mの先は境界杭は無くなり潅木の薮が出てきたので、眼下に林道が走っているのを利用する事にした。
写真は稜線を降ったが林道へは傾斜が急で降りられず、苦戦している様子。
しかし、林道を歩いていたのでは三角点を踏む事は出来ない。
1025.6mの三角点。
この三角点にはこの様な御仁のプレートが誇らしげに飾られていた。
R.KMとは一体どなたでしょうか?
この辺の山には杉、檜の植林が多い。
そして所々にこの様な巻物のしてある植林帯が有った。
これは何ぞや?
これで鹿の食害が守れるのでしょうか?。
氷室山とは神社跡のようだった。
宝生山には山頂標識が沢山あった。
三等三角点
宝生山から中ノ沢林道下降点までの登山道は木漏れ日の光る快適な雑木林が続きます。
中ノ沢への分岐。
親切な標識があった。
分岐の鞍部からは遠く雪山が見えたが同定するには至らなかった。

分岐を下り始めると転げ落ちそうなほどの急傾斜の植林帯だが、道はジグザク電光型に付いているので安心して降れた。
林道に出てからも結構長い時間を歩いて、車のデポしてある山の神に到着した。
車に乗って粕尾峠に向かう途中、沢入駅前の良寛の博物館があったので寄り道をした。
地元の出身の実業家が良寛の書や骨董をコレクションしていて、それを村に寄贈したものの様である。
それなりに価値のある物のようだった。
私が見ても「猫に小判・豚に真珠」とほほ
沢入駅。
今、わたらせ渓谷鉄道はイルミネ〜ション飾りをしていたが、まだ明るいので電気は入っていず、残念。

これで、県境踏破シリーズはひとまず休憩。来春再開予定。

国土地理院25000分の1地形図「沢入・足尾」より・(上下に少し圧縮してあります。)

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