仙丈ケ岳(南アルプス)
期 日 2008年1月4〜6日
参加者 CL椛澤 他2名
コースタイム
4日;高崎5:00−戸台9:00〜9:10−白岩堰堤10:00−鋸岳分岐11:30−
丹渓山荘11:55〜12:40−北沢峠、長衛荘15:00
5日;長衛荘6:50−薮沢分岐9:00−小仙丈岳が岳10:30−仙丈ケ岳11:55−
小仙丈岳が岳13:30−薮沢分岐14:05−長衛荘15:30
6日;長衛荘7:05−丹渓山荘8:35−鋸岳分岐9:00−堰堤10:30−戸台11:30
戸台川の河川敷に作られた駐車場には既に30台くらいの車が両側に停まっていた。 | |
往年の名コース、戸台川を遡って北沢峠へ。 川に架かった丸木橋は上部が凍っているので滑りやすい。慎重に渡る。 |
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行く手遥かに雪山が見る。 | |
こちらの山も真っ白。 | |
鋸岳熊穴沢コースの分岐点。 | |
もうつるつるの丸木橋 | |
この稜線の左奥に目指す仙丈ケ岳がある。 | |
丹渓山荘(廃業)を過ぎると河原の道とおさらばして山道に入りシラビソの美林に変わった。 | |
八丁坂は登山道が電光方に出来ているので思ったよりかは歩き易かった。 時折見える仙丈岳の雪嶺。 |
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後ろを振り返れば鋸岳第一高点が聳えていた。 | |
八丁坂から東大平を過ぎて一登りで太平山荘に到着。この時期は営業していません。 ここから北沢峠までは楽勝かと思ったが結構急登だった。 |
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予約していた長衛荘に到着。 この山小屋は以前泊まったことも有るが、その時の印象はとても感じが良かった。 そして今夜も心温かいもてなしで迎えてくれた。 左側の男性はその小屋番さん。 今では伊那市の職員らしい。 平成の大合併であちこちの登山口の由緒ある地名が消え長谷村の名前も消えてしまうのは惜しい事だ。 |
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長衛荘の玄関はこの様にリニューアルしてある。 | |
美味しい夕食。山小屋どまりの楽しみの一つ。 新鮮サラダ付き。 味噌汁は特に美味しかった。 |
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明けて5日 朝食をとってからの出発。 いよいよ冬の3000m峰に挑戦だ。 小屋の人曰く、今日は比較的温かいらしい。 気温はマイナス6度くらい。 危険を感じたら直ぐにでも引き返す覚悟で行く。 |
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一合目、二合目ときて三合目。 | |
冬道は尾根を直登するので急登である。 呼吸を整えてユックリ歩く。 |
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号目表示はここで終わりだった。 | |
大滝の頭は薮沢分岐でも有る。 しかし藪沢小屋方面、この時期は通行止めとなっていた。 |
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朝のうちは高曇りの空 振り返れば甲斐駒が岳が摩利支天を従えて、その左側には八ヶ岳が見えてきた。 |
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更に登ると北アルプスの銀嶺が朝日に映えて輝いている。 | |
森林限界を超え そして今日の目的の一つ。 天下一の富士山、天下二番の北岳を並べて写真に撮ること。 細工は隆隆役者は揃った。 |
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遮る物の無い稜線は極寒の風が吹く。 小仙丈岳ヶ岳まで来ると中央アルプスがお出ましとなった。 |
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小仙丈岳から一旦降って登り返すと仙丈岳ヶ岳 標高3033mとなる。 |
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山頂付近は強風が吹き荒れて体感温度はマイナス30度なり。吹き付ける雪の粒が頬を打って痛いの何のって。記念写真もそこそこに直ぐ引き返すことになった。 もっとユックリ展望を楽しみたかったが寒さには勝てず、残念。 |
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この稜線を滑れば1500mは滑落する事だろう。 とても生きては帰れない世界。 |
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お腹が空いたので小仙丈岳まで戻って無風の場所を見つけて昼食。 稜線は雪煙が舞う。 |
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午後になると北岳にも日が当たってきた。 | |
予定通り下山して北沢峠に到着。 | |
達成した喜びに先ずは乾杯!。 今夜の泊まりは我々三名と素泊まりの一名、合計四名の貸しきり状態。 |
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小屋にはこの様な大型の薪ストーブが赤々と燃えて、上に載っている鍋にはいつでも無料で使えるお湯が沸いていた。 | |
6日、今日は下山のみ。三人で記念の写真を撮った。 小屋番さん三名も今日は小屋を閉めて下界に降るそうだ。 |
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小屋の前からはモルゲンロートに染まった雪の峰が紅く輝く。 | |
順調に降って、丹渓山荘から河原に降りるところはロープが張ってあるが足もとは凍っているので、今回のコースでは一番緊張するところだった。 | |
行きには分からなかった山名。 左が甲斐駒、中央が駒津峰、右が双児山 |
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この広い河原を歩く。 | |
山はいつまでも。 | |
駐車場にはもう車は数台しか停まっていなかった。 | |
駐車場から下ってバスターミナル脇の日帰り湯の仙流莊。此処からは鋸岳が良く見えた。 | |
温泉に浸かってさっぱりして帰途につく。 帰りに高遠城址の「絵島囲み屋敷」を観光。 |
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その後高速は使わず、高遠から杖突峠を通って諏訪から和田峠経由で帰った。 行きの距離は245km、帰りは185kmだった。 写真は杖突峠から見た八ヶ岳連峰。 |