県境踏破シリーズ28 尾瀬沼

期  日  2008年3月22.23日(土日)
参加者  CL椛澤 他2名
コースタイム
   22日;戸倉6:10−大清水8:40−一ノ瀬11:15−三平峠14:20−三平下14:45−
       長蔵小屋(避難小屋)15:35
   23日;長蔵小屋6:35−沼尻7:30−三平下8:45−三平峠9:25−一ノ瀬11:00−
       大清水12:50−戸倉15:40

上の地図には入っていない戸倉のゲート。

この時期戸倉から大清水まではてくてく歩くのだ。その距離8kmなり。17kgの重いザックを背負って歩くのは大変です。
戸倉にはこの様に雪は有りません。
ふう〜。
ようやく半分来ました。
周りには雪がありますが道路は乾いています。これなら車を通せばいいじゃん!と思うのは考えが甘い。
ようやく大清水に到着しました。
重い荷物と舗装道路歩きで私の足はすっかりやられてしまいました。(>_<)
股関節が痛くなったのです。
大丈夫かな〜。心配、まだまだ道中4分の1くらいしか来ていません。
最初つぼ足で歩いて見ましたが雪はどんどん深くなります。
じゃ〜ん!

そこでワカンのお出ましと相成りました。
これで雪の上も楽々(*^_^*)
後ろを振り返ると右に四郎岳、左に燕巣山、中央には日光白根が見えました。
一ノ瀬休憩所は雪に埋もれて身動きできません。
一ノ瀬までは幅の広い林道歩きでしたが、此処からは本格山道に入ります。橋を渡って左岸を行きます。道は全く見えませんが、昨日一人が入ったらしい足跡があり、赤い布切れが目印になりましたので心配は有りません。
名前が素敵な「冬路沢」

今回はこの沢を遡ります。どうやら尾瀬沼に行くのに冬はこの沢を遡るのが普通らしい。

遡って行くと前方に丸い山が見えてきます。あそこから沢は二俣に分かれているので、必ず左に進む事。
二俣を左に、コンパスでは北東に行きます。
すると一際大きなダケカンバが出迎えてくれます。
おやおや???
ブリキが木に打ちつけてあります。昔はちゃんとした道だったのかも知れません。
冬路沢から三平峠に登り上げる辺りは最後の急登となりますが、程よく柔らかい雪で、ステップが切れるので余程の事が無い限り滑落の心配は有りません。
息を切らせて最後の急登を。
登りきったところで中休止。
三平峠は雪の中でした。
三平峠から一気に下るとピラミダルな燧ヶ岳と真っ白な尾瀬沼が姿を現しました。

ヤッホー!
とうとうやって来ましたよ〜〜〜。
急登を登っているときには何とも無かった私の股関節が平になったら激痛とともに甦って来ました。
二人は快調に湖上を歩いて行きますが
「おーい、待っておくれ〜」
私は歩くのがやっと。
もうすぐ長蔵小屋です。
避難小屋に着くと先客が一名。偶然にもHさんの知り合いで、Tさんと言う。
冬に尾瀬に通うベテランカメラマンで、名古屋から来ているそうです。
冬の尾瀬の主みたいな存在かも。
尾瀬の夕暮れ。
そして爽やかな尾瀬の朝を迎えました。

ビジターセンターのライブカメラに写ろうと6時過ぎにカメラの前に立って待っていましたが、果たして写っているかは帰ってのお楽しみ。

23日6時11分のにしっかり写っていました。
23日;いよいよ今回の目的である、尾瀬沼の上を通っている県境をトレースするために出発です。
真ん中手前までザックを背負って行き、そこにザックはデポして、空身で沼尻を目指しました。
そして沼尻に到着。

県境歩きの目的達成です。\(^o^)/。
返りは元来た足跡を忠実にたどって帰ります。
三平下から三平峠を通って来た道を同じように帰ります。急登だった箇所は雪が柔らかく溶け出していて、滑りやすく危険。
一歩一歩慎重に下ります。
冬路沢の二俣には目印の赤い布切れをつけて来ました。
←画像クリック

一ノ瀬を過ぎ、大清水の手前で山スキーをする若者が後ろから追いつかれました。
横浜から来た北見さん
北海道から来た清水さん
お二人とも好青年で、私は思わず写真を撮ってしまいました。至仏山に登り尾瀬ヶ原を縦断して燧ヶ岳に登って山頂直下でビバークして尾瀬沼に下り、我々の跡を来たそうです。
燧ヶ岳の山頂から、我々が残した湖上の踏み跡をみて御みわたりに見えたそうです。
今回の山行のフィナーレはマンサクでした。
たった一種類の花しかお目にかかることは出来ませんでした。
あそこのカーブを曲がったところが戸倉のゲートです。
戸倉の日帰り温泉で疲れた身体を癒して帰途につきました。
結構良い温泉でした。
温泉に入っていたら、例の若い青年二人も入ってきて裸の付き合いが出来ました。
(*^。^*)
子持まで帰ってラーメン屋さんによってお腹も満たして、無事今回の山行は終了しました。
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