日本中央分水嶺踏破シリーズNo.11 三峰山〜鉢伏山

期  日  2014年5月31日(土)
参加者  CL椛澤 他3名

コースタイム
        三峰下路肩7:00−三峰山8:00−二ツ山10:35〜11:10−鉢伏山12:45〜13:10−鉢伏山荘13:30−扉温泉15:25


25000分の1地形図 「霧ヶ峰・鉢伏山・川辺」

前回5月1日に続きこのビーナスラインの路肩から今日の分水嶺歩きはスタートとなった。
車で通り過ぎただけでは分からないが、笹藪の上には遊歩道が整備されている。

最初に扉温泉まで行き、ミニバイクを置いて来てのスタートで有った。
ちょっと登るとこの様な道が現れる。
するとそこへ、和田峠から歩いてきたと言うおじさんが現れた。
50年前、まだビーナスラインが開通していない時に、霧ヶ峰から美ヶ原間を歩いた事が有り、その後どうなったのか検証に来たと言っていた。
三峰山の山頂には三等三角点が設置されていた。
そして石で出来た立派なモニュメントが建っていた。
後方は茶臼山、美ヶ原。
更にビックリした事は、鉢伏山への指導標が設置されていたこと。
ここの辺りは昭文社の「山と高原地図」の空白地域である。1990年代発行の「美ヶ原・霧ヶ峰」にはそのルートが破線で紹介されているが、今では歩く人のいないマイナーなルートだと思いこんでいたので、ヤブ漕ぎ覚悟で気合を入れて来たのに、これでは拍子抜けだった。
かなり丁寧に案内が有るようだ。
踏み跡もしっかりしている。
三峰山を下るとミツバツツジは満開だった。
こんな標識もあった。
全く安心して歩ける。
美ヶ原ロングトレイルとして整備されているようだ。
まだ新しい標識。

1688mのピークや他のピークを巻いて登山道は有った。厳正には分水嶺から逸れているが、ここは登山道を選んで歩いた。
二ツ山への登りはきつかった。
そこへ3人のグループが降りて来た。見た感じでは70歳以上のお仲間と言う感じ。
ヤブ漕ぎ覚悟で来た私にとっては気合が抜けるようでがっかりでもあった。
喘ぎながらようやく辿り着いた二ツ山は名前の通り二つのピークがあり、分水嶺から逸れたところに三角点は有る。
記念のプレートを付けて、ランチタイム。
鹿の食害で枯れたと思われる、立枯れた山の寂しい風景。
遠方に今日の目標点、鉢伏山のピークが見える。
これからは快適な稜線漫歩である。
珍しいコキンバイの花
ヒメイチゲの花
山の斜面に架かっていた山名標識???
キジムシロの花
ようやく辿り着いた鉢伏山の山頂には2等三角点が埋まっていた。
山頂からはとおくの山を展望したいところだが、生憎の春霞みでアルプスは霞みの中にぼんやり見えただけだった。
展望台のベンチでは御夫婦が仲良く展望を楽しんでいた。
タテヤマリンドウは沢山咲いていた。
鉢伏山荘から扉温泉への指導標もしっかりついていたので、当初の計画では林道を下ろうと思っていたが、登山道の有るのが分かったので、これを下る事にした。
分水嶺と同じく相当の登山者が歩いているらしく、道はしっかり付いていた。
落葉松林の新緑に心を洗われる気持ちになった。
標識もしっかりしていて安心。
ルイヨウボタンの花
ニリンソウ
花は終わっていたがミヤマカタバミの葉
登山道はわさび沢に沿って下って行く。
クリンソウ
クルマバソウ
傾斜もだんだん緩やかになって、扉温泉に到着。

皆さんにはここで時間を潰して頂き、私はミニバイクに飛び乗った。
車を回収に向かう。
往復1時間かかった。


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