鎌取山(日向峠・山高峠・リンドウ峠)

期  日 2023年3月25日(日)雨時々曇
参加者 椛澤単独
タイム  自宅8:30ー桜山第一駐車場10:10~10:37ー日向入口11:08ー日向峠11:43ー山高峠11:46ー鎌取山12:12~12:18
     ーリンドウ峠12:36-日向入口13:16ー桜山第一駐車場13:57

25000地形図「鬼石・藤岡」

明日26日に予定していた鎌取山だったが、天気予報が終日雨だと言っていたので、急きょ今日に予定を変更し、ぐずぐずしていた気持ちを引き立てて、我が家を8:30に出発した。
桜山第一駐車場に来る間も雨は間断なく降っていた。桜山の広い駐車場に10:00到着したが車は私の一台だけだった。駐車場入り口には「本日駐車場は無料」と看板があり、人っ子一人居ない花冷えの寒々とした風景だった。
準備を整えて車道を日向集落に向かってスタートを切る。
春の桜まつりの様で、晴れていれば車の渋滞で大変だったろう。前橋では昨日桜の満開の発表があったが、ここの桜はまだ五分咲き位だろうか。
雲尾への道を右に分けて左方へ行くと、降りしきる雨の中にボンヤリと日向の集落と思しい家並みが見えてきた。
道の脇には石塔石祠が広場の片隅に並んでいた。新しく車道が出来て、昔の生活道に有ったものをここに移したのだろうか?。
日向入口。
ここを右折して入って行く。
すると立派な石垣が有った。ここの辺りから日向峠への道が有るのか?不明なので取り敢えず先へと行って見た。
何んとか行けそう。
でも、民家で行き止まりだった。
大きな構えの民家に「こんにちわ」と声を掛けたが返事がない。
何回か声を掛けていると、内から声が聞こえたので、恐る恐る玄関を開けるとおばちゃんが炬燵に入っていた。
道を尋ねると、日向峠は知らないが鎌取山へは行ける、との心強いお言葉。話しが弾んで四方山話に花が咲いた。300年以上前、この地に先祖が住み着いた、陽当たりの良い場所で水もあるし、とっても住みよいところだと言う。聞いていて私も嬉しくなった。ここら辺一体の山を所有しているが、今は材木が売れないので、とか裏の神社から鎌取山までの道をご主人が開いた、とか興味の尽きない話しで、長居は無用、お礼を言ってさようなら。
少し戻って登って行くと、右手直ぐに庚申塔が見えて、道跡が有った。石垣も積んであったので、どうやらここが峠へ行く道かも?
少し行くとしっかりした道になった。
杉林の中にコンクリートの道が続く。
左側のみちから歩いて来た。
すると左に鳥居が有った。この道を行けば鎌取山に行けるかな?
いやいや、峠に行かなくては。
鳥居の内側から見た道路。
左に進む
鳥居からは直ぐに日向峠に到着
何の変哲もない峠だった。
ここを左折して鎌取山に向かう。
少し行くと右からの林道と合流。
どうやらここが三高峠の様だ。大きな杉の木の根元に写真の様な案内板が置いて有った。
鎌取山ハイキングコースと書いて有る。
この道を下ると2000階段に行くらしい。

これも昭和の遺物か?
地形図とコンパスを頼りに踏み跡を辿る。
林道や踏み跡が交錯しているので、慎重に行動する。何しろ展望皆無なのだから。
二等三角点のある鎌取山到着。
山頂標識
山頂はこんな感じ。
木が立てかけて有るが何だか意味が解らなかった?
山頂を後にしてリンドウ峠に向かう。
間違わない様に方向を定めて一直線。急坂を下る。
リンドウへ降り立った。
そこにはホオノキの新芽が。
キブシも今が盛り、注目されるひと時を頑張って咲いていた。
リンドウ峠の名の由来は分らないが、丁度林道の合流するところで峠状に成っていた。
左側から歩いて来た。
まだ新しい林道だった。
ここを南西に向かう。
舗装された道を行くと地形図上の十字路、ここを左折した。
アブラチャンが雨に打たれていた。
ミズキの新芽が瑞々しい。
ボタンヅルも活発に成っていた。
タラノ木ももう少しで採られる運命に。
目新しい舗装道路の脇に立つ「三波川古道」の石柱
古道歩きに興味は有るが、これだけではどうにも成らないかな?調べてみる価値は有りそう。
キイチゴに花は行儀よく咲いている。
何桜か不明。
アブラチャン満開
日向入口到着。
午前中にお世話になった○○塚さん宅に寄って、無事に目的を果たすことが出来た御礼を言って、更にお話しをして、後にした。
石垣に咲く水仙の花もいじらしく思う。
水仙って足元に咲くのが普通なので見下ろすように咲くのは良さが引き立っていた。
雨はまだ降り続く。
道端に珍しい境界杭を見付けた!。
鬼ヶ島の境界か???
桜山第一駐車場無事帰着。
そこには長岡ナンバーの車が一台停まっていただけ。
車で帰り道、雲尾の集落を通ったので車を停め、パチリ。
山奥には素敵な名前の集落が多々見受けられるが、この雲尾の名前も情緒があって良い名前。
裏を山に囲まれ、桜の蔭から見えるお住まいの、何とも落ち着いた雰囲気を醸している事か!。桃源郷と言っても過言ではなさそうだ。

今日は雨を押して来た甲斐がある一日だった。
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