谷川馬蹄形縦走
期 日 2023年10月7日.8日(土.日)
参加者 CL椛澤 他4名
タイム 7日(土)
谷川岳インフォーメーションセンターP6:50ー土合口駅7:10ー天神平駅7:20ー谷川岳(トマノ耳)10:00ー一ノ倉岳11:30ー
茂倉岳12:15ー武能岳14:20ー蓬ヒュッテ15:15
8日(日)
蓬ヒュッテ5:00ー七ツ小屋山6:15ー清水峠7:40ージャンクションピーク9:50ー朝日岳10:40ー笠ヶ岳12:30ー白毛門13:40ー
土合登山口17:00
7日 谷川岳インフォーメーションセンター前の駐車場が季節限定で駐車が可能みたい。雨が降っているので玄関先の屋根の下で登山の仕度を整えた。 |
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いつの間にか?片道料金が倍近い金額になっていたロープウエイ!。 | |
天神平から天神尾根を行くと、雲の中、空から川が流れ下る様子をしっかり撮ることが出来た。 逆から見ると、鯉がこの川を登って雲の中で竜に成ると言う伝説の頷ける気になった。 |
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熊穴沢避難小屋、基礎の部分が亡失しそう。 | |
20年前頃からの登山道とは様変わりし、岩ばかりが露出した歩きにくい道と化していた。 危険だし、雨の日は滑りやすく特に疲れる。 |
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高度を上げる毎に紅葉が進む。 | |
若者が二人岩の上で遊んでいた。 | |
天神ザンゲ岩に来ると、すっかりガスに巻かれて風景は真っ白。 | |
谷川岳肩の小屋で少しの休憩をさせて頂いた。寒い中極楽気分を味わう。 そしてトマノ耳到着。雨の中、誰も戻ろうとは言わず前向き! |
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間違わない様にしっかりと道標を確認。 オキの耳へ向かう。 |
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先ほどまで居た登山者もここから先は殆ど居ない。 | |
1人の登山者が我々を追い抜いて行った。 | |
ノゾキを過ぎて一ノ倉岳までは結構長く感じた。 あれ?こんなところに石柱の鳥居が? |
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鳥居をくぐって行くと石祠がポツンと。 | |
その後にこの標識。 ちょこっと調べて見たら、谷川温泉に有る富士浅間神社の奥の院らしい。 古道が谷川温泉から天神平まで有るようだが、、私はまだ未踏だ。 |
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谷川連峰の、悪名?高き蛇紋岩地質。 つるつる滑る滑り台じゃないんだから!。 |
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一ノ倉岳到着。 結局、トマの耳からは1時間半かかった。 避難小屋が有ったので昼食をとった。雨風がしのげてユックリ食べられて良かった。 |
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茂倉岳では土樽への分岐があって、10分で避難小屋へ行けるらしいが、今回は確認する気になれなかった。 | |
このルートは、1999年7月10日と11日及び2001年7月28日.29日に歩いているが、岩だらけで歩きにくいルートだとはすっかり忘れていた。とほほ。 だが雨の中の草紅葉が美しいので、初めて歩く様な新鮮さが嬉しい。 |
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何しろ暗中模索では無いが、この武能岳到着まで、何度も偽ピークに騙され、到着した時は嬉しかった。 | |
晴れて居れば遠くから蓬ヒュッテが見えるはず? 到着して見たらグレーの色に変っていて、私個人としてはガッカリの感を否めない。以前の黄色い色に愛着が有ったのだ。 |
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ミゾレ交じりの雨がカッパをパチパチと叩く音は、気温が低い為? でも温度計は7度だった。 朝はマイナス4度だったと言う。 |
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夕食はご飯を頂く前に、小盛?中盛?大盛?と聞かれた。 それで、お代わりは無し。 布団も無いのでシュラフ持参と言われた。 一泊二食付き8500円とエコノミーなので仕方ないか。 |
8日 朝、霜が降りて居ては歩くのに危険なので、6時出発と決めていたが、起床してみると霜は降りていなかったし、夜空は星が煌めいていた。 朝食は4時だったので、ヘッドランプを付けて5時出発!。 |
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30分も歩かないうちに明るくなってきた。 (≧∇≦)キャーッ素晴らしい~~~。 |
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七ッ小屋山への途中、湿原の草紅葉に迎えられた。 | |
稜線から外れている大源太山に朝日が当たって素晴らしい。 | |
すると湯桧曽川の方向でヘリコプターの音がした。 | |
ホバーリングしたり、移動したり数時間かけて、探している様に見えた。 帰宅して9日の新聞を見たら 3日、谷川岳一ノ倉沢のロッククライミングルートを予定していた湯沢町の男性(69)遺体で発見。 7日迄悪天候が続き、8日にようやく群馬県警のヘリコプターでの捜索が可能に成ったと言う。 ご冥福を祈ります。 |
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七ツ小屋山を過ぎ、清水峠へ降る。 | |
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。) | |
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。) | |
左奥が七ツ小屋山、右の奥は大源太山。 中央やや上に赤い点が見える。清水峠のJR監視小屋。 |
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奥に見える黒い山脈は谷川連峰 | |
ジャンクションピーク~巻機山は特に思い入れの稜線。 拙著「群馬の県境を歩く」上毛新聞社刊の177ページに記録が載っている。 写真では解らないが会津駒ケ岳・燧ケ岳・至仏山は既に白く輝く雪を被っていた。 |
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思い出のジャンクションピーク。 | |
ジャンクションピークを過ぎると、今回のルート上で一番歩き易い心の休まる場所になる。草原と池塘の広がる天井の楽園。 | |
宝川温泉の分岐には水場が有り、冷たくて美味しい水を飲む事が出来る。 | |
分岐を南進すると朝日岳のピークはもうすぐだ。 | |
谷川岳の絶壁を背後に朝日岳山頂の記念写真。 | |
メンバーを入れ替えて(^^ゞ | |
二等三角点は基礎部分が露出していて亡失ま近といったところ。 | |
朝日岳に自生するホソバヒナウスユキソウ、花は終わっている。 | |
これから歩く稜線。 大烏帽子・小烏帽子の先に笠ヶ岳も見える。 その先には谷川連峰の荒々しい岩壁 |
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振り返れば秋、紅葉。 | |
大烏帽子小烏帽子を過ぎて一安心。昼食をとる。 | |
笠ヶ岳避難小屋。 | |
小屋の入り口にはこの様なプレートあり。 | |
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。) | |
白毛門到着。 いよいよ厳しい岩場の下りが始まる。 |
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先ずは手始めにクサリ場からスタート。 こちら側からは見えないが、けっこう急で恐い!。 この後は写真を撮る余裕も無く、ただひたすら事故の無い様に神経を集中して、幾度となく現れる岩場、クサリ場、ネズコの根っ子に助けられて降った。 途中、白毛門から3分の2位下った頃だろうか、私が下る登山道の20mほど下方に大きな黒い物体を認識した。 あれ?何だろう?と一瞬は思ったが、それは直ぐに熊だと解った。登山道を横に向いて完全な通せんぼ状態。直ぐに立ち止まり、後の人を制した。 夢中で草?を食べている様だった。とても大きな図体をしている。残念ながらカメラはバッテリー切れで写せない。それどころではない、ここで大きな声を出して追い払わなければならない。「オーッ!」と怒鳴るとピクリとして熊は一瞬こちらを見たが直ぐに左側の林に駆け込んで逃げて行った。持っていたホイッスルを高らかに鳴らして、その場を通り過ぎる私達だった。 大声で熊を追い払ったのはこれで2回目 v(*^_^*)v |
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両足大腿筋が悲鳴を上げてしまったが、何んとか日没前に下山出来てばんざーい。 予備のバカチョンカメラなので夕暮れ時はこの程度にしか撮れなかった。 |
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土合登山口の駐車場にはまだ沢山の車が停まっていた。 我々は谷川岳インフォーメーションセンターまで歩いて馬蹄一周を完了した。 三度目なのに初登の様に新鮮な気分で歩けて良かった。 何よりも、全員ケガも無く無事に下山出来たことは、望外の喜びであった。 ここで改めてヘリコプターで発見された遭難者に哀悼の意を現わします。数時間に渡ってヘリコプターの飛ぶ音が聞こえ、ご無事であることを願いながらの山行だったので、他人事とは思えない気持ちだった。 |